改善しない腕の痛みや手のしびれ、経験ありませんか?

肩こりがいつも凝っている、凝ってる状態が続いているせいで肩こりが当たり前になっている方、皆さんの周りにいませんか?
肩こり、と言っても実際には肩よりも首や肩甲骨が凝っていたり、症状は人によって変わります。症状が辛いにも関わらず、「いつもこんな感じ」「仕事上、仕方ない」と思っていて、しっかりと治療をされる方が少ないのが現状です。
中には腕を上げると手や指がしびれたり、肩や腕、肩甲骨のあたりに痛みのある方、部分的に冷たくなっている方もいます。

「しびれ・痛み」「部分的な冷え」の症状、これは神経や血管が圧迫されています。
肩の近くだから、肩こりが原因と思いがちですが実際には他の場所に原因があります。
腕や手の神経が出ている、腕神経叢という場所が圧迫されている事になり「胸郭出口症候群」と呼ばれています。
肩を揉んだり、湿布などを貼っても改善されないという方はこの可能性があるという事ですね。

胸郭出口症候群は、次の4つの状態に分けられます。
斜角筋症候群
首の横にある斜角筋という筋肉によって神経や血管がが圧迫された状態。斜角筋は前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋の三つがあり、前斜角筋と中斜角筋の間を神経と血管が走っているため、ここが緊張すると神経や血管が圧迫されて
手に痺れを起こします。
小胸筋症候群
胸の前にある小胸筋によって、神経や血管が圧迫された状態。小胸筋は肋骨にへばりついた様になっていて、
小胸筋が緊張すると小胸筋と肋骨の間で神経や血管が挟まったように圧迫され、手に痺れを起こします。
肋鎖症候群
神経や血管は鎖骨のすぐ下を走っていて、鎖骨によって神経や血管が圧迫された状態。
鎖骨と肋骨の間で神経や血管が圧迫され、手に痺れを起こします。
頚肋症候群
肋骨は通常、頚椎(首)には付いていないが、まれに奇形で第7頚椎に肋骨が付いている場合がある。
この場合、神経が肋骨に触れたようになり、手に痺れを起こすことがあります。

では、神経の圧迫をしない為に日常から気を付けていくにはどうすればよいでしょうか?
なりやすい人の傾向として、
・猫背で体形が細い人
・なで肩、首が長い人
・筋肉があまり付いてない、運動しない人
・女性。年齢は20歳後半~60歳くらい。(中には男性、10歳や70歳以上の人もいます)
・日常的にある一定の姿勢を長時間続けている人
・筋肉ムキムキな人(ほとんど見ることはないですが稀にいるそうです)
・事故に遭った後の2次的障害として起こる
などがあります。

胸郭出口症候群の大半の方が、姿勢の悪さと筋肉量の低下が原因になっています。詳しく書き出してみると、
原因その1 姿勢の悪さ
猫背もそうなのですが、猫背をさらに猫背に見せてしまう姿勢である、
「首と頭が胴体より前に突き出てしまっている姿勢」をしている人は特に注意です。
パソコンやスマホ・携帯電話を操作している時は、このような姿勢になってしまっている事が多い為気をつけましょう。
原因その2 筋力の低下
5kgもある頭を支えているのは、僧帽筋や首周りの筋肉と筋力が協調しているからです。
腕を支えて吊り下げているのも、肩周辺の筋肉が絡み合って働いていることによります(主に僧帽筋、三角筋、胸鎖乳突筋が関係しています。)
筋肉・筋力が弱いと、この支えのバランスが崩れて胸郭出口を狭くし、症状を引き起こします。
原因その3 体の内部の変化
一定の姿勢を長時間続けることにより、筋肉構造や体の内部構造が変化し、胸郭出口症候群を発症してしまうことがあります。
反対に内臓の機能が低下する事で、身体を歪ませてしまう事もあります。

上に記した原因は神経と血管の通り道を確保してやる必要があります。実際の患者さんは、いろいろな体の状態が複合的して起こっている場合がほとんどです。
(四十肩・五十肩、過度のストレス、使いすぎ、内臓疲労、運動不足、誤った対処法により痛めている など)
それらを考慮して施術を行ってはじめて改善されるケースも少なくありません。なので、問診を受けるときは、肩こりやしびれの症状を訴えるだけでなく、体全般のことについてもお話しすることをおすすめします。

PCデスクワーク、携帯電話・スマートフォンの普及、運動をしない人の増加で少しずつ胸郭出口症候群の方が増えてきています。また、日本人は欧米人に比べて骨格と筋肉の付き方が違う為、猫背・細身・なで肩・首が長い体形になりやすく、胸郭出口を狭くしているケースが多い、という事も原因のひとつです。

姿勢の悪さや内臓疲労は習慣化しているので、自分で治すことは難しいですが、しっかりと治療することで必ず改善できます。
お悩みの方は一度、ご相談してくださいね。

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