マッサージ業界で腱鞘炎の方が多いって本当ですか?

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マッサージ業界に入社して半年、最近お客様のマッサージをしていると指に痛みが。「今までの練習とかで痛くなる感覚とは明らか違う痛みだしな・・・。」など不安に感じていませんか?同業の先輩に聞いても、「誰しも通る道」とか、「職業病だから」とか言われてませんか?

ただ、その人の痛みは、その人にしかわからないものですよね?もしかするとその痛み、疲労などからくる痛みだけではなく、腱鞘炎からきている可能性があるかもしれません。マッサージ業界で働くと誰しも通る指の痛みや、手首の痛み、まず今までの生活でこんなにも指を使うことはなかったですよね?

指を主に使う仕事だからこそ痛くなることは想像がつくとは思いますが、ただその痛みが疲労などからくる痛みなのか、はたまた腱鞘炎などからくる痛みなのか分かりません。実は簡単に腱鞘炎かどうかわかる検査があります。今回はマッサージ師の方に一番多い腱鞘炎の中の1つドケルバン病の検査方法をお教えいたします。

腱鞘炎(ドケルバン病)の検査法

アイヒホッフテストと言います。やり方はいたってシンプル、まずは、痛みや違和感のある方の手の親指を内側に入れて親指を包むように握りグーを作ります。

そのまま親指側が上になるように、腕を前に伸ばします。そしてそのまま小指方向(下方向)に手首を倒して曲げていきます。そうすると親指が引き伸ばされように感じると思います。

その時に痛みを感じるようでしたら腱鞘炎の可能性があります。ではなぜこの動きで腱鞘炎かどうかわかるのか説明していくのですが、その前に腱鞘炎のメカニズムを理解している方がわかりやすいので、腱鞘炎についてまずは、お話しさせていただきますね。

腱鞘炎とは

手や指などの腱と腱鞘に起きる炎症を腱鞘炎と言いますの。腱と言うのは、手をパーの状態で反るように力を入れた時に浮き出てくるスジを言います。代表的な腱を言いますと、アキレス腱などが分かりやすいと思います。

腱鞘はその腱を固定するために腱を包むようにできています。腱鞘はトンネルのような形になっていてその中に腱が通っていて、手や指を動かすことにより、滑車のように動きます。指や手を多く使うと腱は腱鞘の中をせわしなく動き、腱と腱鞘に摩擦が生まれ炎症を起こし、痛みにつながり腱鞘炎になります。

では先程行ったアイヒホッフテストでなぜドケルバン病がわかるのかと言いますと。

ドケルバン病のメカニズム

親指には腱があるというのは知っていただけたと思います。ではこの腱がどうやって動いているのかと言うと、腕の筋肉によって動いています。

実は腱は直接腕の筋肉とつながっているため、手首を動かし筋肉を使うと、筋肉には伸び縮みする作用があるため、一緒に腱も動きます。アイヒホッフテストはこの作用を利用したものになります。

では次に仕事を続けながらも、腱鞘炎にならないようにどのように心がけることが大事なのか説明いたしますね。

 

腱鞘炎にならないように心がけること

まず、ベテランのマッサージ師さんは身体の使い方がうまく、余分な力を使わないため腱鞘炎になりにくい傾向があります。余分に手や指にストレスを与えない様にしっかり体重移動を意識し、余分な力がはいらないようにしましょう。

またしっかり全身のストレッチはもちろんのこと指の1本1本まで気を配り、ストレッチをしてあげましょう。身体も使いやすくなりますし、腱鞘炎のケアにもつながります。あとオススメなのが患部を冷やしたり温めたりすることです。

血行不良も腱鞘炎になりやすくさせてしまうため、 少し熱めのお湯と冷水を交互に30秒ずつ5セットほどやるだけで血行が促進されます。オススメなので是非やってみてください。

まとめ

マッサージ師は手を多く使う仕事です。特に親指を使うことが多いため、腱鞘炎になる方が多くいます。実際は経験を重ねることにより、指も鍛えられ、強くなり痛みがなくなっていくものですが、逆に痛みも引かず指を壊してしまうこともあります。

そうなるとマッサージはおろか、日常生活にも影響がではじめ、この業界から去る方もいるのが現実です。腱鞘炎の怖い所は最初は自覚症状がない所にあります。徐々に症状が進行していき、気づいた時には腱鞘炎なんてことの方が多いのです。

さらに症状が重くなると最終的に手が固まったように動かなくなることも考えられます。ですので、この業界で働くうえで、そういったケースを予想し、日頃からお客様だけでなく、自分の身体のケアもしてあげましょう。

症状について詳しくはこちら

腱鞘炎

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