3カ月位前から、手首の痛みが出てきて我慢できない痛さがあって辛い。近所の病院へ行ったら腱鞘炎と言われ、湿布をもらって終了。痛みはあるけど、家事は代わってもらえないので時間はかかるが湿布を貼ったり、手を止めながら何とかやっている。病院をあちこち行くのは抵抗があるので、出来れば自分で治したい。
自分で治すには、今まで良かれと思ってやっていた事が逆効果だった、という可能性もあります。
また、経過が見られなくても地道な努力が必要になる事もありますが、続けることで改善に繋がります。
腱鞘炎の辛い症状でお悩みの方は、是非参考にして下さいね。
腱鞘炎になると痛み以外にも、家事や育児、仕事を代わってもらえないので痛みを我慢しながらの生活になります。
字を書けない、スマートフォンの操作をしにくい、子どもをだっこできない、など日常生活に様々な支障が出てきます。
痛みを庇っていることで、痛む範囲が広がったり痛みが強くなったりと悪循環になってしまいます。手術を勧められても、手術は抵抗のある方が多いのが現状です。普段の生活を続けながら治していければ、それに越したことはないですよね。
下記にいくつか紹介しています。症状に合わせて試してみて下さいね。
テーピングやサポーターなどで患部を固定しないこと。
患部が安静の状態になるように固定している方も多いと思いますが、これはお勧めしていません。
なぜなら、手を酷使したことによってダメージを受けている患部には血行を良くして循環を上げていくことが必要だからです。
栄養と酸素を行き届かせて、たまっている老廃物を流していくことが何よりも必要です。硬くなってしまった筋肉を柔らかくする近道にもなります。
患部は温めること。
理由は上記と同じです。炎症を起こしているならまずは、冷やす方が良いと思いがちですが、これも逆に悪化させます。
患部を冷やすと血流が悪くなるので余計に筋肉が固まってしまいます。お風呂に入った後に動かしやすくなることはあっても、冷やした後に手が動かしやすくなることはないと思います。(手を温めると血流が促進されるので、患部がジンジンとしびれたような感じや、不快な痛みが起こることがあります。)
温湿布、蒸しタオルなど方法は色々ありますが、まずはお風呂でゆっくりと温めてあげましょう。
患部の血行を促進させるため無理のない程度のストレッチ
腕、手首、指のストレッチを毎日行うことはすでに発症してしまった腱鞘炎の回復を促進するだけでなく、手を酷使する人の腱鞘炎を予防する効果もあります。ストレッチといっても、手を握ったり開いたりする程度です。力を抜いてゆっくりとやってみましょう。
腱鞘炎かどうか、症状や痛みの場所が似ている為、判断の難しい場合もあります。
関節リウマチ、手根管症候群(しゅこんかんしょうぐん)、月状骨(げつじょうこつ)軟化症など自分では判断できない場合もあります。不安があるなら、念のため精密検査をお勧めします。
手を全く使わないことは無理でも、なるべく手に負担をかけないよう気を付けることや、痛みの怖さがあってもストレッチをすることが改善に繋がりますので、まずは試して下さいね。