足底筋膜炎の治療法とは?

「朝起きてすぐ歩き出した時に足裏が痛い」
「足裏が痛くて歩くのがツラい」
「足の裏を押すと痛い所がある」

あなたは、このように思ったことはありませんか?足裏が痛くなると日常生活でも歩くのが嫌になっていきます。

もしかすると、その足裏の痛みは足底筋膜炎かもしれません。

今回は、足裏の痛みの原因と症状、治療法を詳しくお伝えしていきますね。

是非、参考にしてみてください。

足底筋膜炎とは?

足底筋膜炎になると、足が痛くて気分も落ち込みますよね。また座っているところから立ち上がるときにも足に激痛が走ることもあり心も体もしんどくなりますよね。

足の裏には、足底腱膜と呼ばれる膜のような腱が、かかとの骨から足指の付け根のところまで覆っています。

足底腱膜炎は、繰り返される物理的ストレスを受けた足底腱膜に炎症が起こることをいいます。スポーツ選手や普段ジョギングなどをしている方に発症することが多いのですが、立ち仕事や歩き回る仕事をされている人にもなりやすいです。

そんな足底筋膜炎には原因があります。なので、その原因をきちんと取り除いてあげることで痛みも解消します。

それでは、あなたの足底筋膜炎になってしまう原因をご紹介していきますね。

足底筋膜炎の原因は?

歩き方

足底筋膜炎になる方の多くが、足の指の使い方が間違えています。特に歩く時の指が曲がっていることが原因になります。

間違った歩き方とは、足の指で地面を踏ん張らずに、足の先が外向に流れてしまっている歩き方です。足指で踏ん張ることができないと、ペンギンのようなペタペタ歩きになり、足裏にある縦と横のアーチが崩れることで、足が横に広がっていきます。

この間違った歩き方を繰り返しおこなうことで、足の横幅がひろくなり、足の裏の痛みが出てくるようになります。

足底筋膜炎は根本的な歩き方に対して処置する必要があります。

KOTO整体院では足底筋膜炎の対応と正しい歩き方の方法もお伝えしています。

姿勢とバランス

姿勢と全身のバランスが悪くなると、片足に大きな負担がかかってしまい足底筋膜が硬くなります。

これら以外にも腰や過去の怪我などの原因もありますが、あなたの足底筋膜炎が解消できないのは、姿勢とバランスの原因が解消されていないからです。

デスクワークや携帯の画面を見ていると、頭の位置が前方へと移動していることが多いです。頭が前方へいくことによって後ろの首から肩、背中の筋肉が引き伸ばされる事になります。

そうすると上半身が前傾にて前に倒れやすくなるので無意識に足裏にまで力が入ってしまい、足裏の足底筋膜に負担がかかって足底筋膜炎を引き起こしている要因になります。

また、普段の生活の中で何気なく立ったり、歩いたり、走ったりすることは足への疲労が足裏の筋肉に負担がかかっていくと、動きが悪くなります。

また、その状態で動き続けると足裏の筋肉がさらに硬くなるという悪循環になっていきます。

足底筋膜炎になる流れをおさらいしましょう。

 姿勢・バランスの崩れ 

足への負担が大きくなる 

➔ 負担がかかり足の骨がゆがむ

足底筋膜が硬くなる

➔ かかとの骨を引っ張ってトゲ(骨棘)ができる

また、姿勢の崩れは頭の位置が非常に関係してきます。

頭の位置以外にも、長時間の立ち仕事や歩行、肥満の方、スポーツなどによる使い過ぎも原因になります。

足の骨の歪み

足の骨が歪んでしまい、動きが悪くなってしまうと足底筋膜が硬くなってしまいます。

その原因は足の骨にあります。足には28個の骨があり、この28個の骨に動きがあることで、歩く時や立った時にかかってくる足への衝撃を減らしてくれます。

足底筋膜が硬くなってしまうと、柔軟性がなくなってしまうので、踵(かかと)についている筋肉が骨を引っ張り炎症が起こってきます。炎症が続くと骨棘(こつきょく)よいう骨の棘(とげ)ができてきます。

扁平足(へんぺいそく)

扁平足は、足の筋肉を使っていないと足裏の縦のアーチが低下していってしまい足底筋膜炎の原因になり、足指で踏ん張ることができない状態です。

縦のアーチがない足は扁平足といいますが、足のクッション機能がなくなり足に余分な負担がかかり、疲労感があるのも特徴です。その不安定な状態を体全身の筋肉で支えようとします。

全身の筋肉に負担がかかり、横のアーチがない足は開帳足(かいちょうそく)といい、横幅の広い足になってしまいます。

足の横幅が広くなるため、靴を履いた時に親指の部分が圧迫されやすく、足底筋膜炎の原因にもなります。

足底筋膜炎の主な症状

足底筋膜炎の主な症状をお伝えします。

動きはじめの一歩目が痛い

足底筋膜炎の症状で、動きはじめの一歩目を踏み出した時に痛みを感じるケースが多いです。

例えば、朝起きてベッドから床に脚を下ろした瞬間に痛みを感じたり、イスに座っていて立ち上がる時、立ったまま動いていなかった状態から動き出した時などに、最初の一歩目で脚の裏に「チクっ」といった電気が走るような痛みを感じます。

脚が地面につく時に痛みを感じる

普段歩いている時はそれほど痛みは感じないのに、段差を降りるときや、脚が地面から離れる瞬間だけが痛みを感じる場合もあります

このような症状がある場合は、脚の指が関係していることが非常に多いです。脚の指を曲げたり、指を反対に反ったりする動作で脚の裏が痛む場合は足底筋膜炎の可能性があります。

立ち姿勢が続くと痛む

立ち姿勢が続くことで脚の裏に痛みが出てくることがあります。特に床の硬いコンクリートの場合は痛みが強く感じることがあります。

また、痛い方の踵(かかと)をかばって、痛くない方の脚に体重を乗せて生活をしていると、身体に歪みがでたり、痛くなかった方の脚に負担がかかって痛みが現れる可能性が高くなります。

脚の裏にしびれを感じる

特に、立ったり歩いたりしていなくても、寝ている状態なのに脚の裏にしびれるような痛みの症状がでてきたり、脚の裏に熱を感じるような感覚になることもあります。

それも足底筋膜炎の症状の一つになります。

足底筋膜炎の治療

足底腱膜炎の治療は

  • 保存療法
  • ストレッチ
  • 薬の治療
  • 装具療法
  • 体外衝撃波治療
  • 手術

などがありますが、足底筋膜炎の場合基本的に、保存療法が主となります

足底筋膜炎がスポーツの最中や運動時による痛みが引き起こされたケースであれば練習量を減らして、安静にしておくのが理想です。足底筋膜炎は血行を良くするために、足湯などを行って患部を温めます。すぐに効き目があることではないが少しずつ効果が見えてきます。

足底筋膜炎の症状で強くなっている場合は、消炎鎮痛剤の外用薬を局所にマッサージ行いながら塗っていきます。これらが無効で局所の疼痛が強い場合は、局所麻酔剤の注射を行い、鎮痛剤を内服することがあります。

もし日常生活で支障をきたすぐらいの痛みがある場合は、ふくらはぎの筋肉とアキレス腱を伸ばす筋腱延長手術や内視鏡で足底腱膜の損傷部位に切り込みを入れる足底腱膜切離術などがあります。

体外衝撃波治療は、衝撃波を足底腱膜に照射する治療です。

体外衝撃波治療の特徴
  • 1回の治療時間は約10分
  • 麻酔が不要で、傷跡がなく、痛みの少ない低侵襲治療です
  • 治療後は、歩いても大丈夫です
  • 一般的に、週1回を3回繰り返すことで、治療効果がでてきます

足底腱膜のストレッチ

①四つんばいになり足のつま先を立てる

②体重をゆっくりと腰の方向へ移動し、かかとの上に座る。

(両手を前の床についたままでかかとの上に座り、手で体重を軽く支える)

③そのまま慣れてきたら、かかとに全体重をかけて背筋を伸ばし、両手を両腿の上におく。

④呼吸をしながら、30 〜90 秒間からだなどを一定の状態に保つ。

※痛みが出る場合は中断すること。

アキレス腱のストレッチ

※手すりのある段差で行いましょう。

①段差につま先をのせ、かかとは宙に浮いた状態にする。

②ゆっくりと体重を後ろにかけながら、かかとを下げていく。

③下げれるとこまで下げれたら、ゆっくりと元に戻す。

※1日朝昼晩の3回行う。

ふくらはぎのストレッチ

①痛い方の足を後ろに大きく引き、かかとをしっかり床につけておく

②両手を前に出している脚にのせて、重心を前に出している足に移動する。

※1日朝昼晩の3回行う。

足底筋膜炎の対処法

正しい歩き方

普段の歩き方と正しい歩き方を比べて、正しい歩き方の少しずつ近づけていく事が大切になります。

足底筋膜炎の治療をして治ったとしても、歩き方が変わっていなければ、足底筋膜炎が再発することがあります。

歩き方のポイントは、踵から地面にしっかり着地し足裏の内側に重心を載せるように前方に体重移動し指を意識しながら地面を蹴るという感じです。

靴選び

足は地面と接する部分なので、靴選びはポイントなります。

好みの靴を選ぶのは良いことですが、足に合わない靴は足底筋膜炎の要因になるので自分の足にフィットし、動きやすい靴を履くようにしましょう。

足先が細くなくて、かかとが高くない靴が理想です。足の指が靴の中で動くように、つま先は1センチほど余裕があるのをおすすめします。

竹踏み

竹踏みをすることによって、硬くなっていた足裏の筋肉がほぐれて軟らかくなります。
筋肉が軟らかくなることで血流やリンパの流れが良くなるので、足の疲れも取ることができ、冷え・むくみなどの方にも効果があるとされています。

習慣づけて足裏を刺激すると、上手く使われずに弱っていた足指の筋肉がよみがえり、足裏のアーチが作られていきます。

まとめ

いかがでしたか?

足底筋膜炎による痛みは、治療を行えば痛みは軽減してきます。

足底筋膜炎は様々な要因によって引き起こされていることがわかりましたでしょうか?

今は痛みを感じていなくても日常生活での負担がかかり大きな症状としてでてきます。
そして、足底筋膜炎の原因は男女問いません。

あなたがもし、足底筋膜炎の症状でお困りなら、いつでもご相談下さいね。

\この記事は私が書きました/

非公開: 上嶋 健五(うえじま けんご)

非公開: 上嶋 健五(うえじま けんご)

症状について詳しくはこちら

足底筋膜炎

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