「手首が痛い」「指が痛い」「痛みのせいで動かせない。もしかしたら腱鞘炎?」、こんな症状はお持ちではないですか?
痛みが強くなり症状が出ると、仕事に支障が出たり、抱っこが出来なかったり、手は常に使うので症状があると困りますよね。湿布をしてもあまり改善しない、という方もいると思います。
痛みが長引くのであれば、関節の使い過ぎによる腱鞘炎の可能性が高いです。
腱鞘炎の症状は痛みを感じるまでの期間が長い為、症状がすぐには現れません。
腱鞘炎の症状は悪化すると治療をしても再発を繰り返すようになるので、初期症状の段階での治療が必要になります。
とにかく痛い!腱鞘炎のお悩みはこれに付きます。普段、よく使う場所の症状は辛いですよね。仕事でパソコンを使う方は影響が大きいため、職場の仲間にも迷惑がかかってしまいます。また、お子様の抱っこは必ず必要になりますよね。
つまり、腱鞘炎はあなたひとりだけの困り事ではないということです。
腱鞘炎とは、関節を動かすために筋肉の力を伝える腱や腱鞘が炎症を起こしてしまっている症状のことを言います。症状として 腱と腱鞘を使いすぎることにより、その間に起こった摩擦によって炎症が起こってしまうのです。作家や漫画家などペンを持つ仕事の人、手を使った家事をする量の多い主婦などは腱鞘炎の症状になりやすいです。
腱鞘炎は痛みを感じなくても症状は進行していきます。下記は段階ごとに記載したものです。
腱鞘炎の前兆
・うまく手を動かせない
・痛みはないけど手首に腫れが見られる
・動かすとだるく感じる
腱の痛みというよりは、筋肉が痛む、盛り上がっているような状態です。
腱鞘炎の初期症状
・指や手首の使用中の不快感
・瞬間的に痛みが走るが、次の瞬間痛みが消えていることがある
・痛い箇所はあるものの具体的にどこが痛いのかわからない
押さえると痛い、瞬間的な痛みが走る状態です。
腱鞘炎の中期
・手を使っているとズキズキと痛みを感じる
・患部が熱を帯びる
動かしづらい動作としてボタンをかける動作、包丁を使う、雑巾を絞るなど
腱鞘炎の末期症状
・コップやお箸を持てない
・冷蔵庫が開けられないなどがあります。
・何もしていない状態でもズキズキという痛みがある
日常生活に支障が出るようになります。
腱鞘炎は、腕や手にある「腱(けん)」と「腱鞘(けんしょう)」というパーツに炎症が起きている症状です。
私たちが手の指を動かす時は、実は、指の筋肉だけじゃなく、手首からひじの間にある“腕の筋肉”も動いているって知ってましたか?腕の筋肉が縮んだり伸びたりすることで、私たちは指を曲げたり伸ばしたりすることができるんです。
その腕の筋肉の伸び縮みを指に伝えているのが、「腱(けん)」という太いロープのようなパーツです。
そしてこの腱は、指を動かす際に変な位置にズレないよう、「腱鞘(けんしょう)」という名のトンネルの中に入っていて、固定されています。ですので、腱が動く際は、その腱鞘という名のトンネルの中を動くことになります。
腱鞘が腫れると、トンネルの中が狭くなり、腱が動きにくくなります。
また、動きにくくなるだけでなく、腫れた部分に腱が触れるたびに「痛いっ!」と痛みを感じるようにもなります。
腱鞘炎の大まかな仕組みはこのようになります。
更に進行すると、腱鞘炎による神経痛が起こったり血流が悪くなって痛圧点の神経も麻痺した状態になるので痛みを感じなくなり、手術が必要になる場合もあります。
腱鞘炎の場合、初めは調子が悪いくらいにしか思っておらず、気がついた時には中期から、末期の状態になっていることが多いようです。
指の腱鞘炎の症状(バネ指)
特に、指の付け根が痛くなり、腫れる、熱を帯びるなどの症状がみられます。
曲げた指を元に戻しにくくなり、酷くなると、指が曲がったまま伸ばせなくなってしまいます。
手首の腱鞘炎の症状(ドゥケルバン腱鞘炎)
物をつかむ、握る、曲げるなど動かす時に痛みが発します。
手首の動かす角度や方向によっても痛みの有り・無しがある場合もあります。
手首を日常で使わないようにするのは難しいため、慢性化してしまうことも多いようです。
肘の腱鞘炎の症状(テニス肘)
物を持ち上げる、ひねる、投げる、曲げるという時に痛みが出ます。
ひねる、投げるという動作をするスポーツ選手(野球、テニスなど)が多く発症する腱鞘炎です。
しかし、普通の人でも、手首の腱鞘炎によってかばう動作をしていると、肘まで痛めてしまうこともあります。
腱鞘炎によって、腱鞘を切開して傷ついた組織を取り除くという手術が必要になる場合もあります。ただ、悪化すると治療をしても再発を繰り返すようになるので、初期症状の段階での治療が必要になります。
なるべく手や指を使わないように休めてあげましょう。
腱鞘炎になってしまったら自分で治すか、治療に通われるかの選択になりますが、専門医に通われる事を
お勧めします。
進行具合によっては、腱鞘炎の手術も必要なこともあります。自分で判断せず、専門医に診てもらいましょう。
\この記事は私が書きました/
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