腱鞘炎だと思って、病院(または整形外科など)に行かれた方へお伺いします。
「その腱鞘炎の原因について、説明はしてもらいました?」大半の方が、「手の使い過ぎでしょう。」「年齢的なものもあるねー。」と言われたと思います。そう言われてしまうと、「あー、そうかも」と思ってしまいますよね?確かに使い過ぎは要因ではありますが、原因はそれだけではないんです。意外なところでは、内臓疲労が原因の場合もあります。
内臓と腱鞘炎を合わせて考えることは、あまりされていないと思います。困るのは、気が付かない間に症状が進んでしまう可能性が高いことです。
あなたのその腱鞘炎は、もしかしたら内臓が原因かもしれません。
内臓が疲労する原因はなんだろう?
内臓が疲労する原因はいくつかあります。「あー、食べ過ぎてる。」「お酒が大好き!」「ストレス溜まってるから、胃が悪い?」なんて思われました?
どれも確かに負担がかかります。なかなか気づけないところの「砂糖の摂り過ぎ」について紹介していきますね。砂糖はいろんな所で使われているので、知らない間に、かなりの負担をかけている可能性があります。
砂糖を摂り過ぎたらどうなるの?
こんな症状が出てませんか?膵臓が疲れています。
・イライラすることが多く、神経が過敏になる。めまいもある。
・集中力の散漫、眠気、頭痛、物忘れがひどい
・発汗や震え、動悸などがひどくなる
これは、砂糖を摂ることで起こる「低血糖」の症状です。
「砂糖を摂ったら、血糖値は上がるんじゃないの?」と思いますよね?確かに血糖値は上がります。その上がり方が問題なんです。
色んな食品がある中で、砂糖の血糖値の上がり方が1番早いんです。身体はビックリして、「何か異常が起こってる、急いで下げなければ!」と判断してしまいます。そして上がり過ぎた血糖値を下げる為に、「膵臓」からインスリンを出します。
そうすることで、今度は血糖値が下がり過ぎてしまいます。下がりすぎたことでも体はビックリします。ということは血糖値の上がったり、下がったりが続いてしまうということですね。
これでは「膵臓」が疲れてしまうのは、当然ですね。
肝臓の疲れ
肝臓は沢山の仕事をしていますが、その中でも有名なものは「アルコールの解毒」だと思います。実は砂糖も、このアルコールと同じくらい肝臓に負担をかけているんですね。
また、砂糖だけを摂ることはあまりないですよね?清涼飲料水や甘いおやつで摂っていると思います。ということは食品添加物も合わせて摂っている事になり、それが肝臓の負担を増やしています。
(肝臓が悪いかどうか見分けるためには、一晩中あおむけで寝られるかどうかで判断できます。肝臓に異常があると、体の右側を下にしようと体が調整してしまうからです。)
腸の疲れ
白砂糖の主成分は、果糖とブドウ糖が結びついた「ショ糖」です。これが腸内の悪玉菌の大好物。悪玉菌が増えると、腸内環境を悪化させたり、腸壁を傷つけてたんぱく質が消化されにくくなります。
また、腸の蠕動運動が停滞することが分かっています。そうなると、便秘が起こりやすくなるので、「腰痛」「疲れやすい」など体中に症状が出てきます。
それでも、ついつい甘いものが欲しくなる・・・。
「身体に良くない」と思いながらも、ついつい甘いジュースや、ケーキを食べてしまう人もいるかと思います。これは砂糖の持つ潜在性、習慣性、増量性によるものです。
潜在性:砂糖を食べていても、すぐに身体に変化が起きずにゆっくりと身体を悪くしていくので症状の進行に気が付かない。
増量性:初めは角砂糖1コでも甘いと感じていたのに、1週間後には角砂糖2コでないと甘く感じなくなり、どんどん甘味の濃いものが欲しくなる。
習慣性:砂糖を使った食品を食べると、次から次に甘いものが欲しくなり止められなくなる。
身体のためには、全く食べない方がいいですね。
甘いものから卒業するには?
全く食べないのが1番いいんですが、急に止めてしまうと余計に欲しくなってしまいます。少しずつ減らしていく方がストレスは少ないので結果として、効果が高いと思います。
下記を参考にしてみて下さいね。
- 家に甘いものを置いておかない
- お料理には、はちみつやメープルシロップを代用する
- 「塩」を使うことで、素材の甘さを出す(トウモロコシ、枝豆、かぼちゃ、いも類など)
- よく噛んで食べる(脳が満足感を得るので、砂糖の量が少なくても欲しくなくなってくる)
- 砂糖を使わないおやつを楽しむ(おかき、せんべい、ナッツ類)
- 思い切って寝てしまう
続けることが大事です。
「砂糖は控えた方がいいですよ。」というお話になると、必ず「白砂糖がダメで、黒砂糖、キビ砂糖ならいいんですよね?」と聞かれます。
白砂糖との違いは、ミネラル分が残っているかどうか、精製加工をしているかどうかです。精製されていない砂糖(黒砂糖、キビ砂糖等)の方が身体への負担は少ないですが、あまり差はないので注意が必要です。
すぐに止められない方は第一歩として、キビ砂糖やてんさい糖に変えてみることもおススメですよ。
「絶対にダメ!」と思わずに、「ここのカフェのケーキは食べてもOK、でも1コまで!」とか「0(ゼロ)の付く日だけは自由に食べる!」なんて、ルールを決めて楽しみながら続けて下さいね。
\この記事は私が書きました/
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