「手が痛くて仕事や家事に集中できない」
「痛くなくなっても再発してくる」
「このまま治るのかが不安」
あなたはこのように思われていませんか?
今回は腱鞘炎の要因と症状についてお話していきますね。
要因をみつけ、腱鞘炎の予防にもしていきましょう。
腱鞘炎とは?
腱鞘炎とは、手や指などの腱と腱鞘に起きる炎症のことを腱鞘炎と言います。
腱鞘炎とは、20~50歳代の女性に多い疾患になります。
腱と言うのは、自分の手を、甲側から見て、手をパーの状態で反るように力を入れた時に浮き出てくるスジ、これを腱と言います。
腱鞘は、腱を固定するためにちくわの形のようにトンネルみたいになっており、腱を包むようにできています。その中に腱が通っていて、指や手首を動かすことにより、滑車のように動きます。
その、トンネル状の腱鞘の中を、腱が通っています。
腱鞘炎は、手や指を動かすことで、腱が腱鞘の中をスライドするように動きます。通常であれば、腱は腱鞘の中をスムーズに動いてくれるので痛みを感じることはありませんが、手や指を使いすぎたりすると、腱鞘と腱の繰り返される摩擦によって炎症が起こってしまいます。
すると、腱が腱鞘の中をスライドする動きがスムーズにできなくなります。すると腱と腱鞘の摩擦が強くなり、炎症を引き起こして、手や指を動かすたびに痛みを伴うということになります。
では、一体何が要因で腱鞘炎は引き起こされるのでしょうか?
腱鞘炎になる3つの要因とは?
腱鞘炎になる要因について主に3つあります。
3つのうち、あなたの中で一つでも当てはまれば、腱鞘炎になる可能性があります。
姿勢
「姿勢」と聞いて、腱鞘炎と関係あるの??と思われませんでしたか?
実は、姿勢と腱鞘炎との関係性は深くあります。筋トレをイメージしてみてください。
姿勢の良い状態で重たいダンベルを持つのと、姿勢の悪い状態で重たいダンベルを持ち上げるのだと、姿勢の悪い方がしんどそうですよね?
もし、姿勢の悪い状態で荷物を持ったり、お子さんを抱っこしたりを繰り返して行くとどうなると思いますか?
悪い状態が続くと筋肉もうまくつかうことができないので、体の手首の負担が増えてきます。
なので、腱鞘炎のなっている方の多くが姿勢が丸まって猫背になっている方が多いです。
手の使いすぎ
近年、スマホやパソコンなどの進化によって、手や指を使う人が年々増えています。
指をよく使うデスクワークの仕事の人やスポーツをしている人、スマホや携帯の使い過ぎの人、家事や育児でも指は使われています。
今の生活にスマホはなくてはならないような環境になっていると思います。そのため、手首や指への負担を減らすことが難しくなってきています。
ホルモンバランス
ホルモンバランスからくる腱鞘炎は特に女性に多いです。なぜかというと、産前、産後や更年期などにより女性はホルモンバランスが乱れやすい時期があるからです。
特に女性ホルモンの1つエストロゲンには、腱鞘を柔らかくさせる作用があるため、エストロゲンが減ると腱鞘の弾力性もなくなり腱鞘炎になりやすくなります。
更年期の女性や、妊娠出産の時期は女性ホルモンのバランスが変わります。20~50歳代の女性に多い理由として、妊娠出産や、更年期での女性ホルモンのバランスの乱れが、深く関係していると考えられています。女性ホルモンには2種類のホルモンがあり、エストロゲンとプロゲステロンというホルモンがあります。
女性ホルモンには2つのホルモンがあり、エストロゲンとプロゲステロンの2種です。 どちらのホルモンも女性の生殖活動に深く関り、女性の身体には無くてはならないものです。
- エストロゲンが要因
エストロゲンには腱や腱鞘をやわらかくし、弾力を保つ働きがあります。妊娠中に増え続けますが、出産や閉経を境に減少します。その為に、腱と腱鞘が摩擦しやすくなってしまうんですね。
- プロゲステロンが要因
プロゲステロンには産後、出産のためにゆるんだ子宮や骨盤を元に戻す効果があります。 プロゲステロンは骨盤や骨を位置に戻すために、腱鞘を収縮させますが、ホルモンは全身に影響するものです。
この働きの関係で出産と関係が薄い部分でも腱鞘が狭くなり、腱と摩擦を起こし腱鞘炎を起こしやすくなります。
腱鞘炎はどんな症状がでるの?
腱鞘炎によって手首が腫れたり、手首の部分が熱をもって赤くなることがあります。
動かしにくい感じはありますが、ジンジンとしたシビレはみられません。
また腱鞘炎は炎症している部分を動かすことが多いので、手首を動かすことによって痛みが強くなっていきます。
その他の症状は下記の通りになります。
- 手首や指を動かした時の痛み
- 押さえた時の痛みや腫れ
- 最初は違和感から始まることが多い
- ペットボトルのフタを開けれない
まとめ
いかがでしょうか?腱鞘炎を引き起こす要因は必ずあります。
腱鞘炎は、一時的に痛みがとれたとしても、再発するケースが多いです。
いつ再発するのかと、ビクビクしながら生活するなんてイヤですよね?日頃から予防することによって腱鞘炎にならないように心がけていきましょう。
\この記事は私が書きました/
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