美容師さん限定!腱鞘炎にならないための対策

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シザーを持つ手が痛い!ロットを巻く時手首が痛い!コームをよく落としてしまう!シャンプーすると手が痛い!など、手や指に違和感や痛みがあったり、動かし辛いと最近感じたりしていませんか?もしかすると美容師さんに多い腱鞘炎になっている可能性があるかもしれません。

実は美容師さんは日々カットにカラー、シャンプー、ワインディングなど手首や指先をこれでもかと言わんばかりに日々動かすため美容師さん特有の腱鞘炎で悩まれている方が多いです。私自身も美容師免許を持ち実際に働いていたこともあり、周りに腱鞘炎で悩まれていた美容師さんも実際見てきました。

今回はそんな美容師さんのために、美容師さんに多い腱鞘炎について詳しく書いていきますね。

腱鞘炎とは?

手や指などの腱と腱鞘に起きる炎症のことを腱鞘炎と言います。腱は、腕の筋肉から伸びてきているすじのことで、腱鞘はトンネルの様な形をしていて腱を包んでいます。

美容師がハサミで髪を切るように手や指を多く動かすと、滑車のように動くので、指や手を多く使えば使うほど腱と腱鞘が摩擦でこすれ腱鞘が炎症を起こし腫れたり、痛みにつながり、腱鞘炎になります。

近年ではスマホの普及で手や指を多く使うようになり、腱鞘炎になる方が増えてきています。では実際に美容師さんが腱鞘炎になる理由についてご説明しますね。

腱鞘炎になる理由

美容師さんが腱鞘炎のなる理由を結論から言いますと、身体の使い方です。新人の美容師さんとベテランの美容師さんを比べると圧倒的に新人の美容師さんの方が腱鞘炎になる率が高いです。

それはなぜか、「練習量?」と考えがちですが、まず考えられるのは新人美容師さん特有の無駄な力みです。手に力が入り動かすことにより新人の美容師さんは手を何倍にも酷使している方が多いです。

あとは、カットやパーマで毛束をあらゆる角度に引き出しますが、ベテランの美容師さんだと身体をうまく使って、身体の角度でカットしたりワインディングしますが、新人の美容師さんの場合、身体をうまく使えないと手や肘だけに頼りその分手や指にかかるストレスが増え腱鞘炎になります。

身体の使い方を意識するだけで美容師特有の腱鞘炎の予防になります。
では次に一言で美容師さんの腱鞘炎といっても様々なケースがあります。なので、美容師さんがなりやすい腱鞘炎のタイプを2つ説明していきます。

腱鞘炎になる2つのタイプ

美容師さんがなりやすい腱鞘炎1つ目は、ばね指です。特徴としては、指を曲げる時にカクンと引っかりがあったり、実際にバネの様に指が「ビーンッ!」っとはじいたような状態になります。

腱と腱鞘部にコブのような物ができてしまいそれが指を動かした時に引っ掛かりカクンとなったり、はじくようになったり、最悪固まって動かなくなります。

美容師さんがなりやすい腱鞘炎2つ目はドケルバン病と言います。ドケルバン病は親指の特に付け根に「ズキッ」とした痛みが走り、腫れたり、親指を触ると激痛が走ったり、重症化すると、最悪手術が必要になるため注意が必要です。

それではこういった美容師さん特有の腱鞘炎の症状にならないためにどう対策していけばいいのか説明しますね。

腱鞘炎にならないための対策

美容師さんの場合、指に手首にと動きは避けられない職業なので、工夫していくことをオススメします。美容師の仕事全般的に力が入らない様に意識したり、指や手首、肘だけにたよらずに、身体を使ってできるように意識するようにしていくことが大事です。

そうすることにより腱にかかるストレスが手に溜まらなくなります。あとは、美容師さんが腱鞘炎にならないために、手に負担がかかりにくい道具を選んだりすることも大事になります。また美容師さんは固定して長時間同じ姿勢で作業することも多く、これも美容師さん特有の腱鞘炎の原因の1つになりますので、極力同じ姿勢で長時間作業しないように、注意してみてください。

まとめ

美容師さんの腱鞘炎は職業病ともよく言われますが、自身ででも意識すれば予防線をはることもできます。美容師さん特有の腱鞘炎にならないために、自分の身体に向き合い、美容師さんは是非身体の使い方を意識してみてくださいね。

\この記事は私が書きました/

院長 西脇 真由樹(にしわき まゆき)

院長 西脇 真由樹(にしわき まゆき)

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腱鞘炎

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