食事で腱鞘炎が治るって本当ですか?

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「腱鞘炎を早く治したい!」今、辛い思いをされている方の正直なお気持ちですよね。その為にストレッチをしたり、身体の使い方を工夫されたりしていると思います。

腱鞘炎の回復が早くなる方法として、食事を変える、意識してみるという事はいかがでしょうか?

腱鞘炎ではない症状をお持ちの方からも、「早く、良くなるために○○をするといいんですか?」「こないだテレビで紹介していた、□□を摂るといいんですか?」とよく聞かれます。日常的に取り入れる事で辛い症状が落ち着くなら、少しでも試していきたいですよね。

今回のブログでは、身体の疲労やケガの回復には欠かせない「タンパク質」について紹介していきますね。

人はタンパク質で作られています。

人の身体って何から出来てると思いますか?大抵の方が「水!」と答えられると思います。そうです、60%が水で出来ています。その次に多いのが「タンパク質」です。

骨や筋肉、内臓、髪の毛、爪、(もちろん腱も)などを作る材料になっています。その他には血液の流れにも作用しています。私達の身体を作る材料はタンパク質で出来てる、といっても言い過ぎではないですね。

タンパク質が足りてない状態を家に例えてみましょう。

家を建てるのに材料が足りないとどうなるでしょうか?柱が細くなったり、壁が薄くなったり・・・まるで手抜き工事のような身体になってしまいますよね。

ということは、身体の回復をしたいのに、タンパク質が足りていないと身体の内側から、弱くなっていってしまい健康からも遠ざかってしまうのが想像できると思います。

何となく、必要らしいとは思っていても正しくは認識されていない方がほとんどかと思います。今回のブログで、少しでもタンパク質の大切さが伝わる様に紹介していきますね。

どの位、摂ればいいの?足りないとどうなるの?

人が1日に必要なたんぱく質は、体重(g)÷1000といわれています。体重が50kgであれば50g、60kgであれば60gです。50kg以下の方、例えば45kgでも50g必要と考えて下さい。(生活のスタイルによって変わりますが、今回は分かりやすく大まかにお伝えします。)

さて、あなたは何g必要でしたか?量は足りていましたか?

タンパク質が足りない状態が続くと、

  1. 筋肉が減少し、代謝が落ちる(疲れやすい)
  2. 肌荒れ、肌のハリが失われる、爪が割れやすい
  3. 足や顔のむくみが出る
  4. 免疫力が低下する
  5. 思考力や集中力が衰える
  6. 貧血
  7. うつ

など症状が出てきます。

タンパク質は含まれているもの

タンパク質」は大きく分けて2種類に分類されます。「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」です。それぞれのタンパク質は性質が違うので、バランスよく摂取することが大切となってきます。

動物性タンパク質

おおまかに挙げると、「肉」、「魚」、「卵」など、動物由来の食品ということになります。ということは、脂質も多いので注意が必要です。

「動物性タンパク質」だけを積極的に取りすぎると、カロリーの取りすぎとなり、肥満などから生活習慣病を引き起こしてしまう可能性もあります。

植物性タンパク質

「植物性タンパク質」は、「豆」、「穀類」、「野菜」などの植物由来の食材に含まれています。「植物性タンパク質」を上手に摂取するためには、食品の組み合わせが大切になってきます。
「植物性タンパク質」を含む食品の組み合わせ例は、以下のようなものがあります。
・ごはん×納豆
・卵×ごはん
・卵×お肉×ご飯=すき焼き
・豆乳×お肉×野菜=豆乳鍋
・牛乳×チーズ×魚介類=シーフードグラタン

など、他にも様々な組み合わせがあります。ぜひ、「動物性」と「植物性」のそれぞれの「タンパク質」を意識して組み合わせることで、効果的に摂ることが出来ますよ。

大切なのはバランス

ここまで読まれた方は、「よし、しっかりとタンパク質を摂ろう!」という事で今後の献立なんかを考えられた方もいるのではないでしょうか?

実はお買い物に行く前に、注意が必要です。タンパク質を身体に確実に摂り込むためには、「必須アミノ酸」と合わせることが条件になります。下記の9種類がそうです。

  • トリプトファン:豆類や豆腐、納豆などの加工品、魚
  • ロイシン:大豆製品、牛肉、レバー、アジ、サケ
  • リジン:かつお、まぐろ、鶏肉、豚肉、豆類、チーズ
  • バリン:レバー、子牛肉、ピーナッツ
  • スレオニン(トレオニンとも言う):魚、肉、豆類
  • フェニルアラニン:大豆製品などの豆類、ナッツ類
  • メチオニン:赤身の魚、肉類、卵、にんにく、ほうれん草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜
  • イソロイシン:マグロ、豚肉、卵
  • ヒスチジン:鶏や豚肉、かつお、マグロ、チーズ

 

現実的には無理では?

毎食、しっかりとバランスを考えて食べようと思ったらかなりの神経を使いそうですね。タンパク質のバランスを組み合わせるには、栄養士さんでも難しいと言われるそうです。

では、どうすればいいのでしょうか?

個人的には、サプリを摂られることも1つの方法だと思っています。何となく、抵抗のある方もいるかもしれませんが、インターネットで探せば、添加物や甘味料を使っていないサプリもあります。

身体が回復するまでの間だけでも摂られる方がいいと思います。

ダイエットにも必要なんです!

ダイエット中でも「タンパク質」は必要です。一生懸命ダイエットをしているのに、なかなか成果が出ないとお困りの方は、「タンパク質」が不足しているということも考えられます。

「タンパク質」は、体内の水分量を整えたり、血液循環を良くして代謝を上げるなどの成分を作るのに必要な栄養素のため、不足すると、むくみなどの症状が現れてしまうこともあります。

さらに、ある医学博士が「人間の食欲は、必要なたんぱく質量を補うまで続く」と言ったという話もあり、低たんぱくの食品ばかりをとっていると、「脂質」「糖質」を必要以上に摂ろうと身体が反応し、その結果カロリーの取りすぎが起こってしまいます。「タンパク質」をしっかりとることで、食欲のコントロールも整えてくれる可能性があります。

少しずつ、習慣にしましょう

今まで意識がなかった方は少しずつ、取り入れていきましょう。朝ごはんにご飯・納豆・お味噌汁はバランスがいいですね。

お昼ご飯にパンや麺類が多い方はご飯・味噌汁・おかずといった定食に変えてみましょう。

私はしっかりやってます、と言う方はサプリを摂りいれてみましょう。

色々、考えすぎるのは禁物です。ストレスを抱えることでタンパク質を消費してしまうという悪い循環が出来てしまいます。

このブログを読んで気軽に、美味しく、続けていただけると嬉しいです。

 

 

\この記事は私が書きました/

院長 西脇 真由樹(にしわき まゆき)

院長 西脇 真由樹(にしわき まゆき)

症状について詳しくはこちら

腱鞘炎

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