テニスによる腱鞘炎とは?

テニス3

テニスの練習中に手首が「ズキッ」。最初は筋肉痛かなと思って放っておいたけど、最近痛くなる回数が増えたな。なんなのこの痛み?どうすればいいの?など、指や手首の痛みで不安になられてないですか?

もしかすると、その痛み、腱鞘炎になりかけているかもしれませんよ。腱鞘炎と聞くと例えばパソコン作業など指先を酷使する人に起こりやすいイメージですよね?ところがスポーツをしていても腱鞘炎になる事があるんです。実はテニスの選手は腱鞘炎になる率が高いって知っていましたか?

そんな不安を抱えている人のために、テニスによる腱鞘炎について今から書いていきます。テニスによる腱鞘炎について詳しく知り、腱鞘炎にならないように予防していきましょう。では初めに腱鞘炎とはいったいどういったものか解説していきますね。

腱鞘炎とはいったいなんなのか

一般的に手や指などの腱と腱鞘に起きる炎症のことを腱鞘炎と言います。腱と言うのは、自分の手を、甲側から見ていただき、思い切りパーの状態で反るように力を入れた時に浮き出てくるスジ、これを腱と言います。

腱鞘はその腱を固定するためにちくわのようにトンネルのような形になっており、腱を包むようにできています。その中に腱が通っていて、指や手首を動かすことにより、滑車のように動きます。

では、次にその動きが直接テニスとどう関わっているのか説明していきます。

テニスと腱鞘炎の関係性

テニスではラケットを使い来た球を打ち変えします。実はそのボールをとらえる時の手と手首にかかる衝撃や、打ち負けないためにラケットを強く握ることにより腱鞘炎になるのです。

先程腱が腱鞘の中を滑車の様に動くと説明しましたが、指や手を多く使うという事は、それだけ腱は腱鞘の中をせわしなく動き、腱と腱鞘に摩擦が生まれると言うことなのです。よってその摩擦で炎症を起こして腱鞘炎になるわけです。

「じゃあテニスできないの?」と思われると思いますが、腱鞘炎は突発的になるわけではなく日々の手にかかるストレスでなるため、しっかり事前にケアをすることや、練習や試合のあとにもしっかりアフターケアすることにより、手に蓄積されたストレスを取り除くことができます。

それでは実際にオススメのケア方法が3つありますので、日頃から意識してみましょう。

オススメケア3つ

1.血行促進

実は血行不良も腱鞘炎になりやすくさせてしまう要因のため、まず最初に少し熱めのお湯と冷水を準備していただきます。そこに手を30秒ずつ交互につけてやるだけです。5セットほどやるだけで血行が促進されますので是非やってみてください。

2.ストレッチ

全身のストレッチはもちろんですが、手の腱は手首から肘にかけての筋肉(前腕部)と直接つながっているため、手首や指一本一本をしっかりストレッチしてやることが大事になってきます。テニスでは特に前腕部の筋肉を使うため丁寧にストレッチしましょう。

3.筋力トレーニング

テニスは全身運動なので、全身の筋肉をバランスよく鍛えることによって、ラケットを握る時の力に余裕が生まれ、ラケットでボールをとらえた時の衝撃も身体全身を使い対応でき、手や手首、腕にかかる衝撃も分散できるため、筋力トレーニングも大事になってきます。

まとめ

腱鞘炎を放っておくと最終的に手が動かなくなって自由がきかなくなってしまうとても怖い症状です。ですが未然に予防することもできます。腱鞘炎にならないために、今後テニスを続けていくために日頃からのケアも怠らないように意識していきましょう。

\この記事は私が書きました/

院長 西脇 真由樹(にしわき まゆき)

院長 西脇 真由樹(にしわき まゆき)

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腱鞘炎

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