腱鞘炎の辛さはもちろん、手を使うたびに起こる「痛み」ですよね。気を付けてゆっくり動かしてみたり、うっかり以前のように動かして、「いたた・・・・」となるのもストレスになりますね。ストレスは自分が感じている以上に溜まりやすいです。
ストレスのせいで、「イライラ」「ゆううつ」など精神的な症状はもちろん出ます。全く関係ないと思われる所に症状が出る事もあり、なかなか厄介な存在です。少しくらいなら、抱えていても仕方ないんですが溜まりすぎると本当に怖いです。
今回はストレスに的を絞って紹介していきますね。
ストレスがあると・・・
ストレスのせいで「胃が痛くなる」「吹き出物が出て肌が荒れる」「眠れない」なんかはよく聞く症状ですね。
そういった症状が出る時、身体の中では何が起こっているのでしょうか?ストレスも「身体からのサイン」です。そのサインに身体の持ち主である自分が気づいている事で、回復が早くなることもあります。
例えるなら、自分が必死で訴えてるのに気付いてもらえなかったらどうなるでしょうか?訴え方が足りないのかと思って、更に強く訴えますよね?そんな「悪循環」を断ち切るためにも、まずは「何が起こっているのか」を紹介していきますね。
自律神経の影響が大きい
自律神経は自分の意思に関係なく、呼吸、心拍、循環、消化などの機能をコントロールしている神経です。自律神経には活動を活発にする神経である「交感神経」とリラックスさせる神経である「副交感神経」の2つがあり、両者がシーソーのようにバランスをとりながら働いています。生活の中でどちらかが優位になり過ぎると、自律神経のバランスが乱れ、その影響は体のあらゆる機能に及びます。
胃が痛い!
胃腸に関しては、消化や吸収、排泄などが正常に機能しなくなり、胃腸の不調症状につながります。
交感神経が優位になり過ぎる:胃の働きが鈍くなり、消化力が低下します。胃もたれの原因になります。
副交感神経が優位になり過ぎる:胃酸の分泌が過剰になり、胃粘膜を荒らしてしまいます。
また、エネルギーの吸収が確保出来なくなるので「疲れやすい」「いつもだるい」「異常に食欲がある」など症状が次々と出てきやすくなります。
また、東洋医学では自律神経にかかわる「肝」が乱れると、「脾(ひ)」に悪影響を及ぼします。「脾」は胃腸にかかわっているとされています。東洋医学の世界でも、ストレスは胃腸に影響を及ぼすことが示されているのです。
ということは、「胃」の前に「肝」の症状が出ている事も考えられますね。内臓の疲労も腱鞘炎の原因の1つです。
肌が荒れる!
人はストレスを感じると、それに対抗しようとアドレナリンなどのホルモンを分泌。アドレナリンには、血管の収縮や血圧の上昇、心拍数を増加させるといった働きがあります。血管が収縮すると血流が滞り、体の冷えを招くことに。細胞の隅々まで栄養が行き渡らず、肌トラブルが起こりやすくなります。
以前にも紹介しましたが、やっぱり「冷え」は身体に良くない症状ですし、身体からのサインでもあるわけですね。冷えへの対策は下記をご覧ください。
眠れない!
ストレスが溜まってきて頭のなかで常に心配事がグルグル回っている、こういった状態の時、脳の中では緊張を高めるホルモンが分泌されています。
感情に関わる大脳辺緑系という部分が刺激されると分泌されるノルアドレナリンです。このホルモンは不安や恐怖、怒りを感じた時に分泌されると言われていて、私たちの思考や意識を活性化する働きがあります。その結果、交感神経が活発化するので、心身の緊張が高まり、眠りとは逆の覚醒状態になってしまうのです。
どうやって解消したらいい?
「ストレスとは上手く付き合って、適度に解消しましょう。」とは良く聞きますね。ただ、精神的なお疲れが大きいとなかなか、難しいと思います。
「誰にも会いたくないし、出かけるのも気が乗らない」「家にこもってるのも何だかいや・・・」という方におススメの方法があります。地面や芝生の上、砂浜を裸足で歩くだけの簡単なものです。最近は「アーシング」と呼ばれていて、人気が出てるみたいです。
本も沢山出ていますが、分かりやすく伝えると「身体の中に溜まった悪いエネルギーを出して、自然から良いエネルギーをもらう」ということです。
何も考えず、裸足で歩いているだけで入れ替えが出来てるなんてお手軽ですよね。歩いた後はそのまま地面に座って読書もいいですね。(携帯電話は持っていかない方が効果は高くなります。)
まとめ
ストレスは少しはあった方がいい、という方もいらっしゃいます。「友人や家族のありがたさに気づけた」「ストレスを抱えながらも、仕事での結果を出せたことで自信に繋がった」などです。上手くお付き合いできると、確かに悪くなさそうですね。
ストレスは、あなた自身の身体を守るために表れています。それを無くしていくにはリラックス出来ている状態を作り、「もう大丈夫だから、出て行って下さいね。」とストレス自体に教えてやることが必要です。
このブログを読んで、少しでもストレスが軽くなってもらえると嬉しいです。
\この記事は私が書きました/
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