「頭痛や肩こりがひどくて仕事ができない…」
「頭が痛くて何もやる気にならない」
「今すぐこの頭痛と肩こりを何とかしたい」
この記事を読まれているということは、あなたも頭痛や肩こりを感じたことがあったのではないでしょうか?
今回は、ツラい肩こり頭痛に対しておすすめの頭痛薬と薬の選び方や注意点もお伝えしていきますね。
はじめに、ツラい肩こり頭痛の種類と原因についてお話していきます。
頭痛や肩こりの原因を知っていると今後の予防にもなるので知っておきましょう。
頭痛の種類と原因
現代の日本では4人に1人の約3000万人の方が頭痛もちといわれており、その中でも「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に大きくわけることができます。
- 一次性頭痛:病気がなく繰り返し起こる頭痛
- 二次性頭痛:病気が原因で引き起こされている頭痛
一次性頭痛
一次性頭痛の代表的な3つが「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」になります。
緊張型頭痛
頭の周りを締め付けられるような痛みが特徴です。肩こりと関連のある頭痛のほとんどが「緊張型頭痛」になります。
緊張型頭痛の原因は、頭の位置が前かがみになる姿勢の多いデスクワークや精神的・身体的ストレスにより頭痛や肩こりが引き起こされます。
片頭痛
こめかみから目のあたりにかけて脈をうつようなズキンズキンとした痛みが特徴です。
片頭痛は肩こりと非常に関連があり、頭の血管が拡がることで引き起こされるため、「血管性頭痛」ともいわれています。
片頭痛の原因は、不規則な生活や疲労、睡眠不足、天候の変化などにより頭痛や肩こりの症状があらわれます。
群発頭痛
目の奥がきりで突き刺すような痛みがあり、20~40歳代の男性に多くみられるのが特徴です。
群発頭痛の原因は、はっきりとされていませんが、生活リズムの乱れやアルコールによる血管拡張(血の流れている道を広げること)が原因ではないかといわれています。
二次性頭痛
二次性頭痛とは、肩こりで引き起こされる頭痛とは違い、くも膜下出血、脳出血などの「病気が原因で引き起こされている頭痛」で、なかには命にかかわるものがあります。
くも膜下出血
くも膜下出血は、急にハンマーで後頭部を殴られたような激しい頭痛が特徴です。
脳出血
脳出血は、脳の血管が破れて出血し、その出血のかたまりが脳を圧迫することで頭痛が引き起こされます。
症状は、麻痺やしびれなどによって、手を動かしたり、歩くのが困難になることもあります。
脳腫瘍
脳腫瘍は、頭の全体もしくは頭の一部に圧迫感があり、嘔吐やけいれん発作が起きることがあります。
また、頭痛以外に視力が低下や視野が狭くなるといった視力障害などにもなります。
- 今まで経験したことがないくらいの頭痛
- 手や足の麻痺・しびれ
- 高熱、嘔吐やけいれん発作
このような症状が起こった場合はすぐに脳神経外科などの専門病院へ受診しましょう。
二次性頭痛の原因は、感染、外傷、自己免疫疾患などたくさんあります。
二次性頭痛は、きちんと原因を見つけ出すことが重要です。原因をみつけて対処すれば治るので自己判断はせず、専門医へ受診しましょう。
頭痛薬の選び方
頭痛のある方にとって、頭痛薬は欠かせない存在だとおもいます。
頭痛薬は即効性があり、近くのコンビニなどでも手軽に買うことができます。
しかし、頭痛薬に頼りすぎると薬に依存してしまうことがあり、それによって薬物乱用頭痛という頭痛になることがあります。
では、注意して見ていきましょう。
頭痛を抑える主な成分
頭痛を抑える成分は主に5つあります。
- アスピリン
- アセトアミノフェン
- イソプロピルアンチピリン
- イブプロフェン
- ロキソプロフェン
これらの成分を含む主な頭痛薬は下記の商品になります。
頭痛薬の主な商品
- バファリン配合錠A330(アスピリン)
- タイレノール (アセトアミノフェン)
- セデス・ハイ (イソプロピルアンチピリン)
- イブA錠EX (イブプロフェン)
- ロキソニンS (ロキソプロフェン)
市販の頭痛薬が使える肩こり頭痛
市販の頭痛薬が使える肩こり頭痛は
・緊張型頭痛
になります。
しかし、比較的痛みの軽い場合です。頭痛がひどくなったり、市販薬を飲んでも効果がない場合は医療機関に受診してください。
市販されている頭痛薬は血行不良などによる「緊張性頭痛」向けになるため、片頭痛の場合は病院へ受診して薬をもらいましょう。
また、「群発頭痛」は、緊張型頭痛と片頭痛に比べて症状がつよいため市販の頭痛薬では対処できません。医療機関へ受診しましょう。
緊張型頭痛におすすめの主な市販薬
- ロキソニンS
ロキソニンSは効き目も早く、胃への負担が少ないです。
薬を飲んでも眠くならないので仕事中でも使いやすいです。ロキソニンSは第1類医薬品のため、使用上の安全性について薬剤師からの情報提供が義務づけられています。そのため、どこのドラッグストアでも買える商品ではありません。
- イブA錠EX
イブA錠EXは頭痛・生理痛にも効果があり、痛みのもとであるプロスタグランジンの発生を抑える成分になります。また、小粒で飲みやすく、胃にも優しい成分です。
痛みを感じた時に飲むのが効果的で、空腹時をさけて何かを食べた後に飲むのがおすすめです。
- バファリンルナi
薬の効果として、持続時間が比較的長いことと眠くなりにくい頭痛薬であることが特徴です。
頭痛薬服用での注意点
薬の成分などによって注意点が違いますが、ご紹介した上記の市販薬で服用できるのが15歳以上になっています。市販薬によって年齢が決まっているので必ず確認しましょう。
また、頭痛がひどいから…といって多く飲めば効く事ではありません。服用する量が決まっているので薬の種類によってきちんと守りましょう。
そして、薬を服用するときはコーヒーやジュースなどではなく、必ず水かぬるま湯で飲みましょう。水以外で薬を飲んだ場合、成分が変化して効果がなくなったり、副作用が引き起こされることもあります。
箱や説明の紙に書かれてある注意事項をしっかりと守ってください。
・妊娠中・授乳中の場合
妊娠中はホルモンバランスの変化や貧血などが原因で頭痛や肩こりになることが多くなります。お腹の重みによる疲れによって身体への負担がおおきくなります。また、妊娠初期は赤ちゃんの身体がつくられる時期になるため、薬を飲む場合は注意が必要になります。
妊婦さんの場合は胎児への影響も考えて、決して自己判断することなく、まずは医師に相談してくださいね。
頭痛薬以外の解消法
お風呂につかる
お風呂につかることで、全身が温まり、血流がよくなります。お風呂につかることで気分も落ち着き、免疫機能を高めてくれます。肩こり、頭痛の予防や緊張型頭痛をやわらげるのに効果が期待されています。
お湯の温度は熱すぎないように39°で10分入ることをおすすめします。
お風呂以外にもホットパックなどを使って血行を改善すると疲れている筋肉の緊張を和らげると頭痛や肩こりに効果があります。
水分は血行促進にとても重要です。お風呂に浸かると身体の水分は汗などで多く外に出ていってしまいます。
普段、お風呂に入っている時は気付かないとおもいますが、お風呂に入ることで身体の水分がたくさん失われています。身体の水分が失われると筋肉が硬くなり、肩こり頭痛を引き起こす要因にもなるので補給しましょう。
また、お湯の中で首・肩周辺の筋肉を伸ばしてあげることで血行促進にもつながり肩こりに効果があります。
深い睡眠
頭痛はストレスや疲れから引き起こされるものもあるので、生活習慣を見直して深い睡眠をとりましょう。寝ているときは薄着の服をやめて身体を冷やさないようにしてくださいね。
また、個人差はありますが、寝ている時も仰向けで寝た方が体の負担が少なるので試してみてくださいね。
体と心の疲れを回復させるためには睡眠が重要になります。日常でのストレスが続いたりするときは、深く眠ることでストレスの症状やわらげることが期待できます。
適度な運動
ランニングやウォーキングなどをするとストレス発散にもなり自律神経も整いやすくなります。
さらには基礎代謝が上がり身体の熱を産生し血行が促進されます。血行が促進されると身体に溜まった老廃物も排出しやすくなり肩こり頭痛の解消になります。
姿勢を正す
長時間同じ姿勢を続けたりを繰り返し過ごしていたりすると、血液の流れが悪くなるので頭痛が発生しやすくなります。まずは姿勢を正し、首や肩に負担がかからないようにすることが大切です。
日常生活での注意点
寝る時間が決まっていない
眠くないからといってダラダラ起きていると、生活の質を低げる可能性があります。
生活リズムが良くなることで身体全体の負担も軽減してきます。自分なりの眠れる環境を整えることが大切です。
寝る前にスマートフォンを使用する
寝る前にスマートフォンの画面を見る状態が続いたり、モニター画面から発せられる強い光を長い時間見続けることで眼が疲れてきます。
この状態が続いてしまうと、寝つきが悪くなったりする可能性が高くなります。
寝る前には、モニター画面から発せられる強い光を見ないようにして、身体を休ませてあげましょう。
うつ伏せの状態で読書をする
うつ伏せの状態で、読書やスマートフォンを操作している方は注意しましょう。
肘がつっぱることで、肩に上半身の体重の負担がかかり、頭を支える筋肉にまでかかる負担が大きくなるので、肩がこり頭痛を引き起こす要因になります。
まとめ
頭痛は種類によって、それぞれ対処法が違います。
頭痛を持っている方の重要なことは、どの種類の頭痛を持っているのかをきちんと知ることです。
頭痛に対する市販薬をいくつかご紹介しましたが、いつもと違う頭痛や市販薬を飲んでも効かない頭痛の場合はすぐに医療機関へ受診してください。
市販の頭痛薬をのむ場合、痛みを感じたらできるだけ早くのんでください。また、症状がに変わりがないときは、病院へ行って診断を受けることをおすすめします。
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