近年ストレートネックという言葉を、一度は耳にされたことはないでしょうか?またストレートネックですねと診断されたことはないでしょうか?最近当院ではストレートネックによる首の痛みで来院される方が多くなってきました。
近年スマートフォンや長時間のデスクワークなど首や肩に負担がかかることが多くなり、正常な首の湾曲が崩れ、ストレートネックになる人が増えてきています。ストレートネックは肩こり首こりだけにとどまらず様々な症状を引き起こします。
そんなことになる前に、ストレートネックとはいったい何なのかを知り、しっかり予防していきましょう。またストレートネックと診断された方向けのケアも一緒に説明していくので是非試してみてください。
まずは、自分自身がストレートネックなのかを知る簡単なチェック方法がありますのでチェックしてみましょう。
ストレートネックのチェック方法
1.まずは壁に背中をつけて真っすぐ立ちます。ポイントはカカト、おしり、肩甲骨、後頭部を壁につけるようにしてみてください。
2.後頭部、肩甲骨、おしり、カカトこの4点が無理なく壁についていれば正常な姿勢と判断できます。
3.もし4点を壁につける姿勢が出来ない場合や無理に壁に張り付かないと出来ない場合はストレートネックの可能性が高いです。
いかがでしたか?これら3つのポイントが改善することが出来れば、ストレートネックの改善につながってきます。
では次にストレートネックになってしまう原因は様々あるためどんなケースでどういったことが原因かについてお話ししますね。
ストレートネックの原因
デスクワークなどによるストレートネック
まず周りにパソコン画面に対して食い入るように見られる方を見たことないでしょうか?またあなたも知らず知らずのうちにそんな姿勢になってないでしょうか?
デスクワークでストレートネックになる方の多くがこのタイプです。長時間パソコンに向かっていると目も疲れ文字が見えずらくなりついつい食い気味にパソコン画面に顔を近づけてしまいます。
実はこの姿勢がストレートネックになってしまう姿勢なんです。
スマートフォンによるストレートネック
今の生活の中で、スマートフォンを操作をしない日はほとんどないのではないでしょうか?今では欠かせない便利なツールですが、どうしてもこのスマートフォンの画面をのぞき込む姿勢がストレートネックになりやすい姿勢です。
首が前に傾いたうつむき姿勢は首に負担がかかりやすくこれを長時間続けることは首にかなりの負担をかけてしまっています。近年ではスマホネック、スマホ首といわれるくらい現代病として問題視されています。
デスクワーク、スマートフォンによるストレートネックについて説明してきましたが、ここまでは皆さんなんとなく知ってるよ~と言う話だったと思います。ここからは、なぜこういった姿勢がストレートネックになってしまうのかを説明していきますね。
ストレートネックになってしまうメカニズム
頭の重さをみなさん知っているでしょうか?実は頭は5㎏ほどあり、丁度ボーリングの球ほどの重さがあります。そんな重い頭をあなたの首は支えているわけです。
ではその頭の位置が先程お伝えしたようにデスクワークやスマートフォンなどで前に前に行くとどうなるでしょうか?
重力の関係を見ても前に行けば行くほど首にかかる負担は増えていくのはなんとなく想像できると思います。
実際どれくらいかと言うと頭が前に15℃傾くだけで約12キロ程の負担が首にかかると言われてます。そして前に行けば行くほどその負荷はましていくのです。
ですのでそういったうつむき姿勢や前のめりな姿勢を続けると首に負担をかけるだけでなく正常な首の湾曲も潰れて来て分散できていた身体の衝撃なども全て首にかかりストレートネックになっていくのです。
では次にストレートネックになると具体的にどうなっていくのか説明していきます。
ストレートネックになるとどうなるのか?
様々な症状を引き起こしていきます。例えば肩こりや首のこり、めまい、頭痛、眼精疲労、不眠症などの睡眠障害、四十肩、五十肩などの症状、耳鳴り、嘔吐、指先の痺れ、全身の倦怠感などを引き起こす危険性があります。
さらにひどい場合は頸部脊柱菅狭窄症になる恐れもあります。首の脊柱管が狭くなり脊髄が圧迫されると痺れだけでなく激痛が全身に走る場合もあり立っていられなくなります。
そうならない為にも日頃の姿勢も気にしていただき今からお伝えするオススメケアを試してみてください。
オススメケア
シンプルにお伝えすると首の湾曲がつぶれているので湾曲を作っていこうという話です。
そのさい首枕がオススメです。首枕って何?と思われたかもしれませんがいたって作り方は簡単です、バスタオルをロールケーキ上に巻き首の湾曲に対して添わしてやる、それだけです。
最初慣れるまでは気持ち悪くなったりする方もいます。ですので、まずは寝る前5分程やるようにし、徐々に慣れてきたら時間を伸ばしていき最終的に首枕で寝れるようにしていくとストレートネックの改善に繋がります。
首のストレッチ
これもタオルを使って行っていきます。
1.まずは、フェイスタオルを準備して頂きます。
2.次に首の後ろにタオルを引っかけるように両手で持ちます。
3. 次に引っかけたまま顔を斜め30℃から45℃位上に向きます。
4.それが出来たら引っかけているタオルのテンションはなるべくキープして逆に顎を引くよう感じでうなずき動作をしていきます。
3.4を交互に20秒ずつ続け3セット続けて行います。
もし少しでも痛みを感じるようでしたら中止してください。
まとめ
パソコンにスマホは現代の私たちにとって、便利で、仕事やプライベートとなくてはならないアイテムです。
ですのでストレートネックにならないように日頃からケアをしてあげることも凄く大事です。
もし上記のケア方法を続けても改善が見られない場合は原因が別の所からきている可能性があります。
そんな時はぜひ当院にお気軽にお問い合せください。
根本的に解決していきましょう。
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