- 首や肩こり、頭痛を感じる
- まくらを変えても、なかなか改善しない
- 頭痛や吐き気を感じて仕事に集中できない
あなたはこのように思われたことはありませんか?
もしかすると、ストレートネックかもしれません。
今回は、ストレートネックでお悩みの方に向けてかいています。
ストレートネックの治療法についてご紹介していきますが、ストレートネックの原因についてもきちんと知っておきましょう。
原因を知っておくと、予防にもなるので是非参考にしてみてください。
ストレートネックとは?
デスクワークの仕事や家事・育児などで前傾姿勢や猫背の状態の時間が長くなると、頭が前に倒れるため、首の骨がゆるやかなS字を無くして真っすぐな状態になりやすくなり、この状態になることを「ストレートネック」といいます。
ストレートネックの治療法をご紹介するまえにストレートネックについて知っておきましょう。
正常な頸椎(首の骨)はゆるやかなS字に曲がっていることで頭の重みを分散させて、体への負担を少なくすることができています。
人間の頭の重さは約5㎏といわれているので、その頭が前に倒れると首から肩、背中の筋肉が頭の重さによって引き伸ばされます。
ストレートネックになると、首の弯曲がなくなるため18~27kgの負担が首や肩にかかります。
この状態が長い時間続くと頭の重みからくる負担が分散されにくくなり、肩こりの原因になり、頭の位置が悪くなる事で緊張型頭痛を引き起こす原因となります。
ストレートネックの症状は?
ストレートネックの初期症状は、慢性的な首こりや肩こりが初期の段階で現れます。ストレートネックが進行していくと、自律神経の乱れによって引き起こされる頭痛や吐き気、めまい、下痢などの症状が現れます。
老化によって頚椎症や頚椎ヘルニアを引き起こし、手足の痺れを伴う症状も現れます。
ストレートネックの原因は?
ストレートネックになりやすい原因をお伝えしていきますね。
●長時間のデスクワーク
ストレートネックになる原因は、長時間同じ姿勢でデスクワークをされている方に多くみられます。
特にパソコンやスマートフォン、読書などの下を向く状態が続いたり、モニター画面を長い時間見続けることで眼精疲労になり、血液の流れが悪くなるため、ストレートネックを引き起こしやすいと考えられます。
身体的ストレスがたまった状態でストレスの発散ができずにいると、自律神経に異常がおこり、自律神経のバランスが乱れます。すると血行が不良となり不調の原因にもなり、ストレートネックになってしまうリスクが高くなります。
●高さのある枕
高さのある枕もストレートネックの原因になります。寝ているときに、高さのある枕を使うことで頸椎が圧迫されてしまい、首や肩に大きな負担がかかってしまいます。
それによって、首周りの筋肉が緊張してしまい、首や肩の痛みにつながります。
そして、これら2つの原因はストレートネックになるだけでなく、猫背の原因にも関係してきます。あなたの枕も一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
ストレートネックの治療法とは?
ストレートネックの治療法についてご紹介していきます。
保存療法
ストレートネックの治療は、基本的に手術をしない、保存療法をおこなっていきます。悪い姿勢が大きな原因として考えられるので、生活習慣の見直しが重要となります。
もし、ストレートネックが治っても、再発をする可能性があるので生活習慣の見直しが一番大切になります。
ストレートネックを発症した方は、半数以上の方が再発を経験しています。
デスクワークやパソコンなどで作業される場合は、30分おきにストレッチを行うことや、パソコンの画面を視線の高さに合わせてあげるようにして、できるだけ負担のかかる姿勢が続かないようにしていきましょう。
薬物療法
ストレートネックによって、炎症が強く痛みが強い場合は、非ステロイド性消炎鎮痛剤などを用いて治療をしていく場合があります。
薬物療法は一時的な処置にはなりますが、炎症を抑える事ができるので、痛みを感じる場合では薬物療法も有効な治療法となります。
温熱療法
温熱療法は、ストレートネック治療の過程で行う治療方法になります。
これは、手術を行わない保存療法のひとつです。
温熱療法は「温める」ことによって血行を促進して回復力を高める効果があります。
首、肩にかけて上から暖かい濡れタオルをのせてあげるだけでも温熱療法としての効果があるのでぜひ行ってみてくださいね。
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