「フォドマップって一体何!?」
「過敏性腸症候群と食事が関係する!?」
あなたはこのように思われたことはありませんか?
過敏性腸症候群によって急に腹痛になったりするという経験はありませんか?
今回は過敏性腸症候群の方に向けてフォドマップの食事についてご紹介していきます。
過敏性腸症候群とはどんな病気?
過敏性腸症候群とは、血液検査や内視鏡、腸の検査をしても異常がないのに、下痢や便秘、便通異常が慢性的もしくは再発的に持続する状態をいい、主な症状は下痢や便秘といった症状がみられます。
過敏性腸症候群は、自律神経の乱れや日常の食事に影響が大きいといわれており、最近の食事では「フォドマップ食」が注目されています。
この過敏性腸症候群は、20~40代に多い病気ですが、最近では小学生や中学生にも増えています。このように比較的若い年齢層に多いのが特徴です。
過敏性腸症候群の症状が進行すると下痢が気になってしまい、トイレの心配して、交通機関に乗れないといった支障が出てきます。
過敏性腸症候群は、下痢型、便秘型、交替型、ガス型の4つに分類されています。
それぞれの分類の症状についてみてきましょう。
下痢型
ふとした時に腹痛や下痢の症状が起こる。
下痢型の場合、すぐにトイレに行けない状況などに症状が起こりやすく、比較的男性に多いのが特徴です。
便秘型
腸の動きが悪くなり、腸の運動が正しく行われないことで便が出にくくなる状態を便秘型といい、比較的女性に多いのが特徴です。
交替型
便秘と下痢の症状が交互に繰り返される症状を交替型といいます。
ガス型
ガスが腸内に溜まりやすく、おならが頻繁に出るのが特徴です。
過敏性腸症候群は、日常の食事に影響が大きいといわれており、最近では「フォドマップ食」に注目されています。
フォドマップとは?
フォドマップ(FODMAP)は
Fermentable :発酵性の
Oligosaccharides :オリゴ糖
Disaccharides :二糖類
Monosaccharides :単糖類
And Polyols :ポリオール
の略語です。
フォドマップは小腸で吸収されにくいとされ、腸の働きを活発にしてくれるという良い点があります。
しかし、過敏性腸症候群の方にとっては、腹痛・下痢・便秘などを引き起こす原因になるといわれており、フォドマップは腸が敏感で異常なときに不快な症状を発症すると言われている。
フォドマップを含む食品
Fermentable (発酵性)のもつ糖の食についてご紹介していきます。
Oligosaccharides : オリゴ糖
- 小豆・大豆
- 小麦・大麦・ライ麦
- 麺類
- ブロッコリー など
Disaccharides : 二糖類
- チーズ
- ヨーグルト
- 牛乳
- アイス など
Monosaccharides : 単糖類
- りんご・梨
- マンゴー
- ジュース・ビール
- フルーツ など
And Polyols : ポリオール
- 海藻類
- イモ類
- 果物 など
上記の糖類は、小腸で、消化や吸収がうまくできないので、大腸に運ばれると発酵が促進されてしまい、ガスが発生しやすくなり、体の正常な水分吸収の機能が働かなくなります。
過敏性腸症候群の方は、高フォドマップ食によって、腹痛・下痢・便秘などの症状を引き起こすことが多いです。
そこで、食事からこれらの摂取を少量にすることが症状の軽減につながってくるとされ、低フォドマップ食は症状改善に効果的な食事療法として注目されています。
それでは、低フォドマップ食についてご紹介していきます。
低フォドマップ食
低フォドマップ食事療法は(FODMAP)の摂取を制限する食事療法のことである。
- 野菜:かぼちゃ、ピーマン、にんじん、きゅうり、レタス、なす など
- 果物:オレンジ、メロン、イチゴ、ブドウ、バナナ など
- タンパク質:肉、魚、鶏肉、豚肉 など
- 乳製品:無乳糖牛乳、無乳糖ヨーグルト、モッツアレラチーズ など
- 飲料:水、コーヒー など
上記の糖類は、小腸内の水分量を増やすことや、腸のぜんどう運動を活発にする特性をもってます。
低フォドマップ食は症状改善に効果的な食事なので、是非参考にしてみてください。
まとめ
フォドマップ食は腸の働きを活発にしてくれるというメリットがありますが、過敏性腸症候群の方にとっては、腹痛、下痢、便秘などの原因になるといわれており、摂取することを控えることで過敏性腸症候群の症状が軽減することがあります。
そこで、低フォドマップ食は過敏性腸症候群の症状改善に効果的な食事療法として注目されています。
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