「過敏性腸症候群のガス型はどんな症状?」
「どうしてガス型になるの?」
あなたは過敏性腸症候群のガス型について知っていますか?
過敏性腸症候群は4つの種類に分けられます。
頻繁におならが出る・出そうになりそうで悩まれている方はいませんか?
もしかすると、それが過敏性腸症候群のガス型の症状かもしれません。
今回はそのガス型の原因についてお話していきます。
まず、過敏性腸症候群について知っておきましょう。
過敏性腸症候群とは?
過敏性腸症候群とは、腸のぜん動運動の異常により腹痛が引き起こされることで、下痢や便秘などの症状になります。
過敏性腸症候群は腸の検査をしても特に異常が見られず、症状が慢性的になったり、一度よくなっても再発的に持続する状態があります。
この過敏性腸症候群は、20~40歳代に多く、最近では小学生や中学生にも増えている病気です。過敏性腸症候群はこのように比較的若い年齢層に多いのが特徴になります。
過敏性腸症候群が進行すると下痢などの症状が気になってしまい、電車やバスなどの交通機関に乗れないといった支障が起こってきます。
過敏性腸症候群の症状は、下痢型、便秘型、交代型、ガス型の4つに分けられます。
- 下痢型
ふとした時に、腹痛や下痢の症状が起こってくる。
下痢型の場合、すぐにトイレに行けない状況などに症状が起こりやすく、比較的男性に多いのが特徴になります。
- 便秘型
腸の動きが悪くなり、腸の運動が正しく行われないことで便が出にくくなる状態を便秘型といいます。便秘型は比較的女性に多いのが特徴になります。
- 交替型
便秘と下痢の症状が交互に繰り返される症状を交替型といいます。
- ガス型
ガスが腸内に溜まりやすく、おならが頻繁に出るのが特徴になります。
ガス型の原因と特徴について詳しく説明していきますね。
ガス型の原因とは?
過敏性腸症候群のガス型の原因をみていきましょう。
ストレス
ストレスによって自律神経の乱れを引き起こします。自律神経が乱れることによって胃や腸の運動異常を起こし、腸内環境まで乱れてしまいます。腸の働きが乱れることにより、腸内でガスが発生します。
そして、腸の働きが弱くなると、食べたものが腸の中に溜まってしまい、ガスの発生を引き起こします。
呼吸の乱れ
おならは、口からの空気をたくさん飲み込んでしまうことで、お腹が張ったり、げっぷ、おならが出るようになります。
緊張したり、ストレスによって呼吸が乱れ、通常よりも空気を多く吸ってしまうことも、ガス発生の原因の一つとされています。
食事の影響
食事の影響によってガスの発生を引き起こします。
高フォドマップ食は腸の働きを活発にしてくれるという良い点があります。
しかし、フォドマップは小腸で、消化や吸収がうまくできないので、大腸に運ばれると発酵が促進されてしまい、ガスが発生しやすくなり、体の正常な水分吸収の機能が働かなくなります。
※フォドマップについてブログを書いているので是非参考にしてみてください。
ガス型の特徴は?
過敏性腸症候群のガス型の特徴についてご紹介していきます。
おならがよく出る
過敏性腸症候群のガス型は頻繁におならが出るのが特徴です。腸にガスがたまり、腸内のガスが動くことで腹痛を引き起こします。
おならだけでなく、下痢になることもあるので、常にトイレの心配をしないといけません。
健康な腸であれば、おならもそれほどにおうことはありませんが、過敏性腸症候群の場合は、臭いが強い傾向があるのも特徴です。
交通機関が苦痛
過敏性腸症候群のガス型では、交通機関での通勤や通学中にトイレをしたくても、すぐにできない不安な場所で起こることが多いです。
おならや下痢を意識してしまうと、かえっておならを誘発してしまいます。過敏性腸症候群は、不安やストレスが精神的に深く関係しているといわれています。
不安になる
「おならが出たらどうしよう…」「おならが臭くて迷惑をかけてしまう…」とこのように感じられている方が多いです。
過敏性腸症候群のガス型の症状がある方は、このような事態を避けるようになりがちです。つまり、常に不安やストレスを感じることで、日常生活に大きな支障をきたすようになり、精神的に自分自身を追い込んでしまいます。
ガス型は、症状よりも、症状がもたらす結果が大きな影響があるといえます。
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