鼻水が喉の奥に流れ落ち、喉に不快感や異物感はないですか?もしかするとその症状後鼻漏の可能性があります。後鼻漏は、鼻水が喉に垂れるため、咳がでたり、痰がからんだようになり睡眠を妨げ睡眠障害にもつながります。
今回はそんな後鼻漏にお悩みの方に向けて効果的な漢方について書いていきますね。
まず最初にそもそも後鼻漏とはいったい何なのか分からない方のために次にお伝えしていきますね。
後鼻漏とは?
まず最初に私たちは日に鼻水を約5~6リットル近く作っていて、鼻の中の繊毛で喉の奥に送られています。そんなにも作られ送られてるの?と思われた方もいると思いますが、それだけ知らない間に鼻水の粘液を飲み込んでいます。
しかし、後鼻漏になると鼻水の量が増えて鼻の奥に溜まるようになります。さらに粘り気もでてきて、それが喉に落ちるようになり痰がたまったようになります。
ただ、違和感はあるが初期症状の段階では気づかない方も多くいます。
では後鼻漏になるとどうなるのかお伝えしますね。
後鼻漏になると
くしゃみ、鼻づまり、鼻血、蓄膿症のような臭い匂いを感じたり、逆に嗅覚障害のように匂いを感じにくくなったり、ひどくなると膿性痰、歯肉炎、気管支炎、肺炎、食道炎、慢性胃炎などの引き金になることもあります。
ではなぜ実際に後鼻漏になってしまうのでしょうか?
なぜ後鼻漏になるのか?
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の方が後鼻漏になることが多いです。急性期の副鼻腔炎は風邪やウィルス、細菌感染により鼻腔が炎症します。鼻腔が炎症すると副鼻腔にも影響が及び副鼻腔にも炎症が起こります。
その炎症が長引くと慢性副鼻腔炎になり、粘膜の働きが悪くなり、膿を排出する機能が弱り、粘膜自体にも腫れが出て来て、鼻腔との通路が狭くなります。この状態を蓄膿症と言います。そして蓄膿症で溜まりやすくなった膿が喉の奥に落ちるようになり後鼻漏になります。
では、次に本題の後鼻漏に効果的な漢方についてお伝えしていきますね。
後鼻漏に効果的な漢方とは?
後鼻漏の場合は慢性の鼻炎や副鼻腔炎に伴う粘稠性鼻汁が原因のことが多い為、辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)を中心にした漢方が効果的でオススメです。
主に含まれる成分は
- 石膏(セッコウ)
- 麦門冬(バクモンドウ)
- 黄芩(オウゴン)
- 山梔子(サンシシ)
- 知母(チモ)
- 百合(ビャクゴウ)
- 辛夷(シンイ)
- 枇杷葉(ビワヨウ)
- 升麻(ショウマ)
などです。
まとめ
後鼻漏に効果的な漢方について書きましたが、いかがだったでしょうか?
このブログがあなたにとって少しでもお役に立てれば幸いです。
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