「妊婦のパニック障害に薬を飲んでもいいの?」
「薬を飲んで症状は良くなるの?」
あなたはこのように思われたことはありませんか?
今回は妊婦のパニック障害でお悩みの方に向けて書いています。妊婦のパニック障害になった場合、薬を飲んでもお腹の赤ちゃんに影響はないのか?について説明していきます。
薬の服用や注意点についても書いているので是非参考にしてみてください。
パニック障害とは?
パニック障害とは、突然理由もなく、激しい不安や動悸、めまいや吐き気などの発作が起こることをいいます。
パニック障害は、自分自身で不安や恐怖感をコントロールできないのが特徴になり、うつ症状を引き起こすこともあります。
妊婦のパニック障害について説明していきます。
妊婦のパニック障害
妊婦の場合は、妊娠すると妊娠前に比べてホルモンバランスが変わるため、精神的に大きな不安を感じる場合があります。
初めて妊娠される方が妊娠初期にパニック障害を引き起こすことが多いです。
妊娠初期では妊娠初期症状があり、つわりなどの症状もあるので初めて経験する体調の変化に不安がさらに大きくなってしまいます。
妊婦の多くの方が「お腹の赤ちゃんは大丈夫かな?」「これからは母親になるんだ」など精神的に大きな負担がかかってくることも妊婦のパニック障害の原因のひとつと言われています。
しかし、例外もあります。妊娠というのは喜ばしいことなので、精神的に気分が上がることで安定が得られます。それによって、妊婦のパニック障害の症状が軽くなる場合もあります。
妊婦のパニック障害のお薬
妊婦の方は、お薬を服用することに対して抵抗がある方が多いでしょう。
「薬」と聞くと体に良いものではないとイメージされるかと思います。それに、お腹の赤ちゃんへの影響を考えると、ますます心配になるかと思います。
お薬に関しては担当医とよく相談して慎重に判断していきましょう。
妊婦のパニック障害におけるお薬の服用についてご紹介していきます。
出来るだけ少なくする
妊婦の場合は、出来るだけお薬は少なくするようにしましょう。
お薬を少なくする理由としては、お腹の赤ちゃんへの影響を少なくするためです。お薬を飲むことで、薬の影響がお腹の赤ちゃんに及ぼす場合があります。
お薬に関しては担当医とよく相談して慎重に判断し、減量・中止できるお薬があれば減らしていきましょう。
服用するのか判断する
妊婦の場合は、お薬の量を出来るだけ少なくするべきですが、お薬を飲んではいけないというわけでは決してありません。
出来るだけ、お薬を飲まないようにすることが望ましいです。しかし、妊婦の方にもお薬を服用する良い点があります。
妊婦の方がお薬を飲む良い点としては、精神が安定しやすいことです。妊婦の精神が安定していない状態が続くと強いストレスを感じ、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼしてしまいます。
ストレスによって、お腹の赤ちゃんが喘息やアトピーなどを発症する原因になるといわれています。そのため、精神を安定するためにお薬を服用する場合は医師に相談しましょう。
次に、お薬を飲む良くない点としては、お薬の影響が赤ちゃんに届いてしまうことです。すべてのお薬がお腹の赤ちゃんに影響するとは限りませんが、赤ちゃんにとって害のあるものもあります。
自己判断でのお薬の服用はやめましょう。必ず医師と相談して、お薬の種類や飲む量を慎重に判断していく必要があります。
妊婦が避けるべきお薬
お薬の中には、「妊婦が避けるべきお薬」があります。そのため、妊娠が分かった時点でお薬を飲まれている場合は出来る限り速やかに中止しなければなりません。
気分安定薬と呼ばれているパニック障害に服用するお薬では、妊婦は服用していけないお薬ですので知っておきましょう。
気分安定薬とは、主にうつ病などに使用されるお薬で、気分の波を抑える働きがあります。パニック障害のときにも、使用されることがあります。
妊婦の場合、服用してはいけないお薬についてご紹介していきます。
- 炭酸リチウム(リーマスなど)
- カルバマゼピン(テグレトールなど)
- バルプロ酸(デパケンなど)
上記の☑は催奇形性(赤ちゃんに奇形を及ぼす可能性)があるので、妊婦の場合は内服を避けるようにして、赤ちゃんの器官が作られる妊娠初期(妊娠12週)までの服用は避けましょう。
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