耳鳴りの原因はストレスなの?とよく耳にする方も多いと思います。
耳鳴りの原因はさまざまあり、その中でも耳鳴りはストレスとの関係性が深いとされています。
今回は耳鳴りの原因のストレスについてご紹介していきます。
耳鳴りとは一体何なのか?ストレスとの関係について知っておきましょう。
耳鳴りとは
実際に音がしていないのにもかかわらず、何かの音が聞こえる症状のことを耳鳴りといいます。
耳鳴りは、主に、メニエール病や特発性難聴とともに発症することが多いとされています。一日中持続する耳鳴りは、睡眠や仕事など、日常生活に支障をきたす場合もあります。
耳鳴りの原因はストレスとも関係が深く自律神経の乱れている方に多く見られます。
また、耳から脳に伝わるまでの伝達部分のどこかに異常があれば、 電気信号が発生し、 脳が「音を感じる」と判断してしまうのが耳鳴りです。
耳鳴りは2つに分類されます。
- 自覚的耳鳴
- 他覚的耳鳴
自覚的耳鳴
耳鳴りで最も多い症状で、実際に音がしていないのに自分にだけ聞こえる耳鳴りで他人には聞こえません。特徴としては、何かに集中している時は感じにくく、周りが静かになった時に感じやすいです。
他覚的耳鳴
他人が聞いても聞こえる耳鳴りです。聴診器を当てると他人にも音が聞こえ、心臓の音、呼吸音、血液が流れる音があります。
耳鳴りの原因とは
職場での人間関係、仕事のストレスが原因で耳鳴りを引き起こすことがあります。
日常でのストレスをため込まないことが大事なので、ストレスをうまく発散できるとストレスから引き起こされる耳鳴りの症状は解消できる可能性が高くなります。
人それぞれのストレスに対するとらえ方が異なってきます。そのため、ストレスの判定はメンタルヘルス専門家などの方と話し合って決める必要があります。
また身体的・精神的ストレスによって疲労がたまっていると、耳鳴りを起こしやすい傾向がみられます。身体的・精神的ストレスによって疲労がたまると、疲労物質の乳酸の濃度が高くなることで引き起こされるといわれています。
耳鳴りはストレスがきっかけになって引き起こされます。では、ストレスについてみていきましょう。
- 身体的ストレス
身体的ストレスの例では長時間同じ姿勢でデスクワークや車の運転をされている方に多くみられます。
特にパソコン、スマートフォンなどの画面を見る状態が続いたり、モニター画面から発せられる強い光を長い時間見続けることで眼精疲労になり、ストレスを感じ血液の流れが悪くなり自律神経も乱れやすくなります。
身体的ストレスがたまった状態でストレスの発散ができずにいると、自律神経に異常がおこり、自律神経のバランスが乱れます。すると血行が不良となり全身のダルさなど様々な症状を引き起こします。
- 精神的ストレス
精神的ストレスが自律神経を乱す原因になります。精神的ストレスには、人間関係、仕事や学校の悩みなど、さまざまな原因があります。
耳は自分の意識の焦点に合わせて、必要な情報を取り入れる能力が生れつき備わっています。
雑音と人の声、そして必要と判断するものの音を脳機能によって自動的に分別できる能力が、備わっているので可能となるのです。人間って凄いですよね~。
そして耳は聞き取ることよりも、時にはシャットダウンして、自己防衛としての機能を働かせる場合もあります。
このような状態は学校や職場での人間関係、疲労などがピークに達したときに起こり、これが先述のように耳鳴りとして出てきます。
ストレスによる不安や恐怖は自律神経を乱して、身体に不調が出やすくなります。
自律神経とは
人間の身体には自律神経という神経があり、交感神経(興奮、緊張状態)と副交感神経(抑制、リラックス状態)とが入れ替わりシーソーのようにバランスをとりあっています。心理的にストレスがかかる状況になると身体にも力が入り緊張状態になります。これは、自律神経が乱れ交感神経という緊張する神経が副交感神経に比べて優位になっていることになります。
自律神経は、血管をはじめ、ホルモンの調整、あらゆる内臓器官を自分の意思とは無関係に24時間調整してくれる神経です。呼吸器官や消化器官、体温調節機能といった、私たちの体の生命維持機能をコントロールする役割を担っています。
自律神経は不規則な生活によって引き起こされることが多いので注意しましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
耳鳴りで病院へ行っても、「原因は不明」「異常はありません」「とりあえず薬を出しとくので、様子をみてください」と言われる方が多いのが現状です。
耳鳴りを引き起こしているということは、体が「疲れている」というSOSなのです。
今回は耳鳴りの原因とストレスの関係についてご紹介しました。ストレスは日常生活で必ずと言ってもいいほど感じるものです。
身近なストレスを無くして、ストレスを発散していけるようにしましょう。
あなたにとってお役に立てれば幸いです。
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