「パニック障害って何!?」
「どんな状態をパニック障害と呼ぶの?」
あなたはパニック障害について知っていますか?
パニック障害と聞いてなんとなくイメージされる方もいるかもしれませんが、パニック障害とは辛い症状になります。今回はパニック障害とは何かを詳しく説明していきますね。
パニック障害とは?
パニック障害とは、一体何か?
パニック障害は不安障害の中の一つになります。突然理由もなく、激しい不安や動悸、めまいや吐き気などの発作に襲われます。
このような発作に一度なってしまうと、また次も同じようなパニックを起こすのではないか、という不安や恐怖に襲われてしまいます。
パニック障害の症状の場合、自分でパニックの症状をコントロールできないのが特徴になります。また、パニック障害は、うつ症状を引き起こすこともあります。
パニック障害の症状について説明していきます。
パニック障害の症状分類
パニック障害の症状にはパニック発作・予期不安・広場恐怖の3つの症状があります。
パニック発作
パニック発作とはパニック障害の主な症状になり、激しい不安や恐怖を感じます。
パニック発作の特徴は、突然急に動悸や発汗、めまい、ふらつき、吐き気などの症状を引きおこします。
お仕事で電車に乗って通勤されている方は通勤中ですごく苦労される方が多いです。
発作が強くなると、死ぬのではないかと強い不安や恐怖を感じる人は少なくありません。不安や恐怖が強くなることで、命の危険を感じる方がいますが、数分~数十分ぐらいでおさまるので命を落とすことはありません。
パニック障害の発症のきっかけとなるのが、パニック発作になります。突然理由もなく、急に次のような症状が起こってきます。
- 心臓のドキドキが強くなる
- 呼吸がうまくできない
- 寒気・発汗
- 手足や体のふるえ
- めまいやふらつき
- 体のだるさ
- 吐き気
このような発作が、繰り返し起こります。はじめは1回くらいだったのが、症状が強くなってくると数回に増える傾向があります。
予期不安
パニック発作が繰り返されると、再び発作が起こるのではないかという強い不安感や恐怖感を抱くようになります。このことを「予期不安」といいます。
予期不安とは、パニック発作を繰り返しているうちに、再び、あの不安が襲ってくるかも!?という不安が頭の中で常に出てくるようになることです。
予期不安には、再発の不安や死への恐怖を感じ、パニック発作が治ったとしても、予期不安が残る場合もあります。
広場恐怖
広場恐怖とは、予期不安がひどくなった状態で、以前に発作を起こした場所に強い恐怖感を抱くようになることをいいます。
広場とは、人ごみが多い場所の意味で、広場恐怖はパニック障害の方ごとに恐怖感を抱く場所は違ってきます。
人ごみの多い電車や、お店で発作を起こしたことで、電車を利用したり買い物に行けなくなるパニック障害の方もいます。
広場恐怖がさらに進行していくと、一人で外出できなくなったり、家にこもることで、社会生活に支障が生じてしまいます。
日常生活での注意点
パニック障害は症状が良くなるまでに長い時間がかかる場合があります。今すぐ治したい!とおもいますが、焦ることなく、日常生活での注意点をみながら日頃注意していきましょう。
自己判断をしない
パニック障害の場合、自己判断をしないようにしましょう。薬の服用など、治療内容を守ることが重要です。薬によっては、効果が出るまでに3~6週間かかる場合があり、服用をやめると症状が戻ってしまう場合があります。
発作が治ったからといって、自己判断で服用をやめないようにしましょう。そして、医師とよく相談するようにしましょう。
ストレスをためない
ストレスが誘因で、パニック障害を引き起こすことがあります。普段ストレスを感じないと言われる方もいますが、その場合、自分のストレスに気がついていないことがあります。
日常生活でのストレスをため込まないことが大事なので、ストレスをうまく発散できるとストレスから引き起こされるパニック障害の症状は解消できる可能性が高くなります。
人それぞれのストレスに対するとらえ方が異なってきます。そのため、ストレスの判定はメンタルヘルス専門家などの方と話し合って決める必要があります。
生活リズムを乱さない
きちんと、決まった時間に睡眠や食事をとる生活習慣が重要になります。生活のリズムが乱れてしまうと、自律神経に大きな影響を与えてしまい、パニック障害の症状がひどくなるケースがあります。またカフェインを多く含むコーヒーなどの飲み物が、発作につながる場合があるので飲みすぎないように注意しましょう。
まとめ
いかがでしょうか?パニック障害とはどんな症状なのかを理解していただけたでしょうか?
パニック障害は簡単に治すことは難しいことですが、焦らずに向き合っていくと症状は改善されてきます。
パニック障害で悩まれている方はたくさんおられます。
一人で抱え込まずに周りの方を頼ってくださいね。
\この記事は私が書きました/