幼少期が原因のパニック障害とは?

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最近不安感や恐怖感に襲われることがある。動悸や発汗、吐き気やしびれなどに悩まれていませんか?もしかするとその症状、パニック障害の可能性があるかもしれません。

パニック障害?思い当たることがないな~と思われているかも知れませんが、実は幼少期の過ごし方でパニック障害になる方が実際多くいます。

今回は幼少期が原因でパニック障害になってしまった方に向けて書いていきますね。では初めにそもそもパニック障害とはどういった症状なのかお伝えいたしますね。

パニック障害とは?

パニック障害は、幼少期が原因と上で書きましたが、幼少期が引き金になっていることが多く、一般的な発症年齢は成人を迎えてからが多いです。症状としては、突然の動悸や息切れ、発汗、体の震え、めまいやふらつき、強い不安感などが出て来てひどい方だとこのまま死んでしまうのではないかとさえ思ってしまうほどの症状がでてきます。

パニック障害の発作が繰り返されると、また発作がでるのではと予期不安がでたり、広場恐怖を感じ人ごみがしんどく、電車に乗れない、外出できないなどの症状が出ます。

では次に幼少期の原因がパニック障害とどう結びつくのかお伝えしていきますね。

幼少期の原因とパニック障害の結びつき

実は幼少期に整った家庭環境がないと成長してからパニック障害の原因になると言われています。例えば親からの虐待、離婚問題で親との決別、過度な親の教育方針などが原因で幼少期に心が傷ついたり、トラウマを抱えてしまうことが原因でパニック障害になります。

また遺伝のように、さらにその子供を育てる親の今までの家庭環境も関係していて、愛情がない育て方をされてきてしまうと子供に対しての愛し方がわからず、その子供にも同じような問題が生じやすくなります。

ではもう少し詳しく幼少期が原因のパニック障害につながるタイプを7つに分けてお伝えしていきますね。

幼少期が原因のパニック障害につながるタイプ

  • 過度に過保護すぎる生活をしてきて周りとのコミュニケーションがとれない。
  • 家庭環境が悪く、親からの愛情が少なかった。
  • 幼少期に家族や親の死別を経験した。
  • 家庭内暴力、性的虐待
  • トラウマになるほどの体験
  • 親の仕事の関係でコミュニケーションがとれていない。
  • わがままできず親に気を使って生きてきた。

こういった家庭内環境によって幼少期の大事な人格形成の時期に影響があることでストレスや不安、恐怖を感じやすい体質になっていきます。

では次に幼少期が原因のパニック発作になった場合どんな治療をするのかお伝えしていきますね。

治療法

パニック障害の治療は、薬物治療法と精神治療法が行われます。パニック障害は早期発見、早期治療が早いと改善も早くなります。

 
薬物治療法
主に即効性が感じられるのが抗不安薬で応急処置としてパニック発作が出た時に飲みます。また抗うつ薬の場合は効果を感じるのに時間がかかりますが予期不安や広場恐怖、うつ状態の改善にも効果を発揮します。また少し良くなってきて服用を止めると再発率も高いため長期服用になります。薬の服用は医師の指示に従ってくださいね。
精神治療法
精神治療法は、不安や恐怖など思考のパターンを改善していきます。不安を感じやすい思考の癖を見ていきながらマイナスに考えないようにコントロールできるようにしていきます。あえてパニック発作が起こった場所に行き発作が起こらないことを体験させていきます。
また日々の生活を見直し、喫煙、飲酒、カフェインなど紛らわす感じはありますが、逆に反動でその後の不安が増すと言われています。またせっかくの薬の効果をさまたげたり、パニック発作の引き金ともなりうるので禁煙・禁酒し、カフェインを多く含む飲料はなるべく避けましょう。

まとめ

幼少期が原因のパニック障害について書いてきましたが。治療はとても大変です。これを読んでパニック障害でない方も少しでも理解していただき、自身の子どもにもぜひ気をつけて育てて頂けたらなと思います。

少しでも参考にしてみてくださいね。

\この記事は私が書きました/

院長 西脇 真由樹(にしわき まゆき)

院長 西脇 真由樹(にしわき まゆき)

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