「不安になって泣いてしまう…」
「どうしたらいいのかがわからない…」
あなたは、今まで行けていた場所が行けなくなったり、人ごみの状況が苦手になったことはありませんか?
もしかすると、あなたはパニック障害かもしれません。パニック障害の場合、急に何かに不安になったり、どうしていいのかわからないような、情けない気持ちに襲われます。
その時に感情が強くなり泣いてしまう場合が多くみられます。
今回はパニック障害で泣いてしまう症状について書いているので、是非参考にしてみてください。
パニック障害とは?
突然、激しい不安や動悸、めまいや吐き気などの発作が起こることをパニック障害といいます。
パニック障害の特徴は、自分自身で不安や恐怖感をコントロールできない状態になり、うつの症状を引き起こす場合もあります。
パニック障害によって悩まされている場合、感情のあまり泣く場合があります。
前までできていたことが不安に襲われて何もできない…そう思うと、悔しくて泣いてしまう方がたくさんおられます。
パニック障害で泣く症状との関係性について説明していきます。
泣くとどうなるの?
パニック障害の症状は様々ありますが、時には泣くこともあります。
実は、泣くことでストレス物質を体外に出す効果があります。
あなたは泣いた後に、気持ちがスッキリする感じはありませんか?
悔しかったり、辛い時に泣く涙の中には、ストレス物質を体外に出し、苦しみを和らげる効果があり、精神的にも落ちつきます。
泣くことは、ストレスを発散するひとつの方法でもあります。泣くことを我慢してしまうと、別の形でストレスがたまってくるので、泣くことを我慢しないようにしましょう。
予期不安と広場恐怖
パニック障害の分類の中に、予期不安と広場恐怖があります。
これらによって感情が大きくなって、泣いてしまう場合があります。これらの2つについて書いていきます。
予期不安
予期不安とは、パニック発作を繰り返しているうちに、再び、あの不安が襲ってくるかも!?という不安が頭の中で常に出てくるようになることです。
予期不安には、再発の不安や死への恐怖を感じ、パニック発作が治ったとしても、予期不安が残る場合もあります。
パニック発作が繰り返されると、再び発作が起こるのではないかという強い不安感や恐怖感を抱くようになります。
広場恐怖
広場恐怖とは、予期不安がひどくなった状態で、以前に発作を起こした場所に強い恐怖感を抱くようになることをいいます。
人ごみの多い電車や、お店で発作を起こしたことで、電車を利用したり買い物に行けなくなるパニック障害の方もいます。
広場恐怖がさらに進行していくと、一人で外出できなくなったり、家にこもることで、社会生活に支障が生じてしまいます。
泣いた時はどうすればいいの?
泣いてしまった場合、様々な感情があると思います。泣くと呼吸が乱れやすくなり、呼吸が浅くなってしまいます。そこで、対処方法についてご紹介していきます。
息を深く吐く
呼吸が整えば、自然と呼吸が落ち着いてきます。呼吸の方法についてご紹介していきます。是非参考にしてみてください。
① 5秒くらいかけてゆっくりと息を吸っていきましょう。
② 息を吸ったら、10秒くらいかけて深く吐いていきましょう。
③ これを5回繰り返していきましょう。
※息を吐く時は細く長く吐きましょう。
このように、息を吐くことに対して時間をかけることが重要です。
泣いている時に呼吸を意識することは難しいかもしれませんが、この方法を思い出して試してください。
話を聞いてもらう
泣いてしまった場合、自分の話を聞いてもらうことで気持ちが落ちつくことがあります。
自分の悩みや不安のことに対して話を聞いてもらうことは、抱えているストレスをうまく発散できる機会でもあります。
話を聞いてもらうことで、落ち着いて話すことができるので、自然と呼吸が整ってきます。
薬をのむ
パニック障害のときには2種類の薬を主に服用します。
- 抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)
パニック障害になると、脳の誤作動により突然理由もなく、動悸や発汗、吐き気や手足の震えなどの発作の症状を引き起こします。抗不安薬の主な作用は、脳の誤作動をなくすことで発作を抑えることになります。
- 抗うつ薬(SSRI)
抗うつ薬は、不安や気分、イライラなどの調整を行う働きがあり、パニック発作に対する不安やイライラに対する気持ちが小さくなっていきます。
抗不安薬は抗うつ薬とは異なって、薬を服用した後に効果が出るので、「パニック発作」が出てきそうな時などにすぐに服用する場合が多いです。
これらのお薬は、お守り代わりとして持つだけで安心感につながってきます。突然、不安におそわれる場合は、お薬をのんでくださいね。
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