自律神経は呼吸と関係するの?

呼吸の仕方で自律神経が乱れるの?

呼吸法で調整できるの!?

 

自律神経の乱れは呼吸の方法と深く関係しています。

普段は無意識に呼吸をしているかと思いますが、実は…あなた自身の呼吸によって自律神経が乱れているかもしれません。

すぐに寝ることができず、身体が重だるく感じたり、疲れがとれていないように感じていませんか??

今回は、自律神経と呼吸の関係性についてお話ししていきたいと思います。

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自律神経とは

自律神経は、交感神経(興奮、緊張状態)と副交感神経(抑制、リラックス状態)とが入れ替わりシーソーのようにバランスをとりあっています。呼吸の乱れストレスが身体を緊張状態にしてしまいます。

自律神経が乱れることで、交感神経という緊張する神経が副交感神経に比べて優位になっていることになります。

自律神経は、血管をはじめ、ホルモンの調整、あらゆる内臓器官を自分の意思とは無関係に24時間調整してくれる神経です。呼吸器官や消化器官、体温調節機能といった、私たちの体の生命維持機能をコントロールする役割を担っています。

生活習慣の乱れやストレスや環境の変化などで自律神経が乱れてしまうと身体のだるさや不安感、イライラや痛み、動悸など様々な症状を引き起こしてきます。

きちんと自律神経が整っていれば交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズにいきますが、呼吸の仕方によって自律神経が乱れてしまうと切り替えがうまくいかなくなり、心身にさまざまな不調を引き起こします。

次は呼吸と自律神経についてご紹介していきます。

呼吸と自律神経の関係

自律神経は無意識のときに動いています。自律神経を意識的にコントロールすることができるのは呼吸法になります。

私たちは、何も考えずに無意識に呼吸をしています。その無意識の呼吸を意識的にコントロールすることは可能です。

呼吸のコントロールがうまくなってくると、自律神経の乱れが小さくなり、交感神経と副交感神経のバランスをとることができます。

そこで、深呼吸について説明していきます。

深呼吸で自律神経を整える

緊張したときに深呼吸をしたことがあると思います。緊張した状態のときに深呼吸が効果的であることはよく言われています。

深呼吸をすることで、自律神経のバランスを調整することができます。

自律神経は、自分の意思とは違って無意識に身体の機能を良い状態に保つ働きがあります。

自律神経は無意識にコントロールされていますが、交感神経と副交感神経のバランスが乱れてしまうことで、どちらかの神経が優位な状態になってしまうと、身体のだるさや不安感、イライラや痛み、動悸など様々な症状を引き起こしてきます。

胸式呼吸は交感神経を優位にする

呼吸の方法は、大きく分けると胸式呼吸と腹式呼吸の2つになります。

日常生活では無意識に胸式呼吸をしていますが、胸式呼吸は呼吸が短く、浅くなりやすいのが特徴です。

短く、浅い呼吸をすると、交感神経が優位になり、それに加えて体の疲れや不安感、イライラなどの状態になると、呼吸はさらに短く、浅くなってしまい、交感神経が大きく働くようになります。

腹式呼吸は副交感神経を優位にする

腹式呼吸は鼻から息を吸い込みます。息を吸い込みながら、お腹を大きくふくらませて、息を吐く時にお腹をへこませます。腹式呼吸は胸式呼吸よりも、ゆっくりとした呼吸のリズムで行うのが効果的です。

腹式呼吸をすることで、お腹にある横隔膜が上下運動を行います。その横隔膜に自律神経が集まっているので、息をゆっくり吐くことで、自律神経を刺激します。

それによって、副交感神経が優位になり、落ち着きをあたえてくれます。

このように腹式呼吸を普段の生活で意識的に行うことで、自律神経のバランスがとりやすくなります。

日常生活を送っていると、ストレスを感じる場合が多いです。

ストレスを感じることで、交感神経が優位になりやすくなるので、日常生活で腹式呼吸をとりいれて一度ためしてみてくださいね。

\この記事は私が書きました/

非公開: 上嶋 健五(うえじま けんご)

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