耳鳴りや頭痛をともなう病気とは?

「耳鳴り頭痛を感じる…」

「なんの病気だろうか??」

あなたはこのような不安になっていませんか?

今回は耳鳴り頭痛でお悩みの方に向けて書いています。

耳鳴り頭痛があると病気なのかな?と心配される方も多いので、耳鳴りと頭痛が同時に症状が表れる病気にはどのようなものが考えられるのかをご紹介していきます。

是非参考にしてみてくださいね。

耳鳴りとは

耳鳴りとは、実際に音がしていないのにもかかわらず、何かの音が聞こえる症状のことをいいます。

主に、耳鳴りは、特発性難聴や、メニエール病とともに発症することが多いとされています。一日中持続する耳鳴りは、睡眠や仕事など、日常生活に支障をきたす場合もあります。

耳鳴りや頭痛は血液の流れにも関係があり、様々な病気も関係しています。

また、耳から脳に伝わるまでの伝達部分のどこかに異常があれば、 電気信号が発生し、 脳が「音を感じる」と判断してしまうのが耳鳴りです。

耳鳴りは2つに分類されます。

  • 自覚的耳鳴
  • 他覚的耳鳴

自覚的耳鳴

耳鳴りで最も多い症状で、実際に音がしていないのに自分にだけ聞こえる耳鳴りで他人には聞こえません。特徴としては、何かに集中している時は感じにくく、周りが静かになった時に感じやすいです。

他覚的耳鳴

他人が聞いても聞こえる耳鳴りです。聴診器を当てると他人にも音が聞こえ、心臓の音、呼吸音、血液が流れる音があります。

頭痛とは?

頭痛の種類には「一次性頭痛」と「二次性頭痛」の2種類があります。

それぞれの特徴に注目してみていきましょう。

一次性頭痛

緊張型頭痛

  • 頭の周りを何かで締め付けられるような痛みが続く。
  • 肩こりと関連のある頭痛のほとんどが「緊張型頭痛」になる。
  • 頭の位置が前かがみになる姿勢の多いデスクワークの方に多い。
  • 症状がきつくなると、めまい、吐き気などを感じる。
  • 頭痛は30分から日間持続する。
  • 肩こり、首こりを普段から感じているケースに起こりやすい。

片頭痛

  • こめかみから目のあたりにかけての周りに痛みがある。
  • 脈をうつようなズキンズキンとした痛み。
  • 頭の片側のみに発作的に発生する。
  • 普段は気にならないような音、光、臭いに敏感になり不快と感じる
  • 吐き気の症状も伴う。

群発頭痛

  • 目の奥がきりで突き刺すような痛みがある。
  • 20~40歳代の男性に多くみられる
  • 発作自体は2~3時間と短時間。
  • 目の充血、涙を流す、鼻水、鼻づまりなどの症状を伴う。
  • 眼の後ろの血管が拡張し炎症する事で強い痛みを生じる。

後頭神経痛

  • 後頭部からうなじにかけての痛み。
  • 電気が走るようなピリピリ、チクチクするような痛み。
  • 髪の生え際などを押さえるとそこから縦に痛みが走る。
  • 目の周辺にも痛みがあらわれる事がある。
  • 痛みの持続時間は数秒間で、痛みが長時間続くことはない。

 

二次性頭痛

くも膜下出血

  • 頭痛の発症は「突然」起こる。
  • ハンマーで後頭部を殴られたような激しい痛み。
  • くも膜下出血は40歳代から50歳代の男性に多い。
  • 嘔吐を伴うことがある。
  • 頭痛は数時間で消失することはなく、数日間持続する。

脳出血

  • 前兆が無く突然発症する。
  • 麻痺やしびれなどの神経症状を伴う。
  • 手を動かしたり、歩くのが困難になる。
  • めまい、頭痛、嘔吐などの初期症状がある。
  • 真冬の時期に多い。
  • 朝7時・夕5時頃に多い。

脳腫瘍

  • 朝方に症状が強く出る。
  • 早朝に強い頭痛がよく起こる。
  • 早朝に嘔吐をよくする。
  • 頭の全体もしくは頭の一部に圧迫感がある。
  • じわじわと症状が強くなることが特徴。

 

メニエール病

メニエール病とは、突然激しいめまいが起こり、耳鳴りや難聴などの症状を伴う疾患です。

人間は耳の奥にある三半規管という所で平衡感覚を調整しています。

この三半規管の中にはリンパ液が入っていて、リンパ液の傾きや動き方を体が察知することで、体のバランスを修正したり整えたりしているのです。

内耳を満たしているリンパ液が過剰に増えると内リンパ水腫になり、これによってメニエール病が起こると考えられています。

ではこのメニエール病はどんな症状が出るのでしょうか?

  • 頭痛
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 肩こり

メニエール病の初期症状は、多くの場合はめまいから起こるのではなく、耳の閉塞感や難聴、耳鳴りなどの聴覚症状から始まります。吐き気を伴う場合もあります。

脳過敏症候群

脳の興奮がおさまらず、脳の興奮状態が続く病気のことを脳過敏症候群といいます。

脳は何らかの刺激によって興奮しても時間が経過するとともに平静を取り戻していきます。

しかし、脳過敏症候群になると、 刺激がなくなったとしても脳が興奮し続けてしまうことになってしまい、その興奮状態は最大72時間続くといわれています。

ではこの脳過敏症候群はどんな症状が出るのでしょうか?

  • セミが鳴いているような耳鳴り
  • 頭痛
  • 吐き気を伴うめまい
  • 寝付けない
  • 音や匂い光に敏感になる
  • 顔周りのピリピリ感

顎関節症

顎関節症とは、顎関節の周りで、痛みや口が開かない状態などが起こる疾患です。

ではこの顎関節症とはどんな症状が出るのでしょうか?

  • 耳鳴り
  • 頭痛
  • めまい
  • 顎から音がする
  • 顎の痛み

三叉神経痛

三叉神経とは、 顔の感覚を脳に伝える神経で、この神経が刺激されることで、 顔の痛みを感じるのが三叉神経痛です。

三叉神経は脳の中で耳の機能を司る、聴覚神経はストレスに弱いため、三叉神経の影響を受けやすいため、耳鳴りが発生する場合があります。

ではこの三叉神経痛はどんな症状が出るのでしょうか?

  • 耳鳴り
  • 頭痛
  • 顔に強い痛みがある

硬膜動静脈瘻

硬膜動静脈瘻は、何らかの原因で硬膜の中の動脈と静脈がつながってしまう病気のことをいいます。

ではこの硬膜動静脈瘻はどんな症状が出るのでしょうか?

  • 耳鳴り
  • 頭痛
  • 痙攣
  • 視力低下
  • 目の充血

ストレス

ストレスは外的要因の様々な刺激によって、精神的・身体的に負担がかかることで歪みが生じます。

ストレスによって様々な不調を引き起こす原因になります。

ではこのストレスはどんな症状が出るのでしょうか?

  • 頭痛
  • 耳鳴り
  • 冷え
  • 肩こり
  • 腰痛

まとめ

今回は耳鳴りと頭痛を引き起こす病気についてご紹介しました。

耳鳴りを感じると、日常生活でのストレスを感じ、さらに頭痛まで感じると苦しみが大きくなります。

耳鳴りと頭痛を同時に感じる場合は一度、病院へ行かれることをオススメします。

\この記事は私が書きました/

非公開: 上嶋 健五(うえじま けんご)

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