- お酒を飲むと、頭痛になることが多い
- 夜間や睡眠時等の決まった時間に頭痛を感じる
- 目の奥に痛みを感じることが多く、日常生活に支障がでてくる
あなたはこのように感じることはありませんか?
もしかすると、群発性頭痛かもしれません。
今回は群発性頭痛でお悩みの方に向けて書いています。
群発性頭痛とは一体どんな頭痛なのか?など詳しくお伝えしていきますね。
是非参考にしてみてください。
群発性頭痛とは
群発性頭痛でお悩みの方は多く、片側の目の奥からこめかみにかけての突き刺すような激しい痛みを感じるのが特徴の頭痛です。
そのため、別名では自殺頭痛と呼ばれています。それは自殺したいくらい辛い頭痛が続くためです。
群発性頭痛の症状は人によって異なり、1回の発作が数時間の人もいれば、1日に数回出る人、数ヵ月間持続する人、1年に数回の群発期が出る場合もあるのです。
目の奥がきりで突き刺すような痛みがあり、20~40歳代の男性に多くみられ1000人に1人の割合といわれています。
発作自体は2~3時間と短時間で、目の充血や涙を流す、鼻水、鼻づまりなどの症状を伴い、眼の後ろの血管が拡張し炎症する事で強い痛みを生じます。
群発性頭痛の原因って何?
群発性頭痛の原因ははっきりと明らかになっていないのですが、脳の視床下部との問題が関係しているといわれている。
脳の視床下部が刺激されることによって、頭部の目の奥の辺りにある三叉神経が痛みを感じます。
これは、血管の拡張によって三叉神経を圧迫して痛みが出るということです。
三叉神経の近くの血管が拡張されて、三叉神経に関連している目の奥の辺りに激痛が引き起こされます。
群発性頭痛の誘発原因としては、どのようなものがあるのでしょうか?
- アルコールの過剰摂取
- タバコ
- 気圧の変化
- 不規則な生活リズム
などがあげられており、これらの要因を回避するようにすすめられています。
また、気圧の急激な変化によって群発性頭痛を引き起こす場合があるため、飛行機や登山をする際は、事前に医師に相談をしましょう。
「他人に分かってもらえない」ことの悩み
群発性頭痛はなった人にしか分からない激痛があります。
そのため、頭痛を感じていても「他人には分かってもらえない」と悩まれる方が非常に多いです。
群発性頭痛は非常に頻度が少ないため、医師も群発性頭痛の患者を診断する機会は少なくなります。
病院にもよるのですが、いろんな検査をして「異常なし」と診断される方が多く、痛み止めを処方して、とりあえず、様子を見て下さい、といわれて診察が終わることが多いです。
そうなると、群発性頭痛で悩んでいる方にとっては「誰にも頭痛の辛さを分かってもらえない」と思ってしまい、悩みが大きくなっていく一方で群発性頭痛は解消されなくなります。
群発性頭痛の対処は?
- 群発性頭痛は痛みが非常に強いため市販の鎮痛薬では対処できないのがほとんどです。
- トリプタンという注射薬などが効果的なので、頭痛専門医に受診されることをおすすめします。
イミグラン(トリプタン)注射
群発性頭痛の治療法で効果的なのがイミグランなどのトリプタンの薬です。
この注射は、群発性頭痛の痛みを緩和するという点で最も効果的とされています。
これらは、内服でも効果はあるのですが、頭痛が出た時に自分で注射することで即効性があり、注射をしてから約15分くらいで効果が出てきます。
これらの薬は、片頭痛の治療薬でも効果があるので、血管周囲の炎症をとることで、片頭痛の痛みを緩和させます。
しかし、イミグラン注射の使用頻度が多くなると、効果を感じにくくなってきたり、頭痛の頻度が増えてくるといったこともあります。
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