腰痛からくる神経痛と予防法!!

「ただの腰痛だと思ってはいませんか?」

だるさや痺れを感じてませんか?」

あなたは坐骨神経痛という言葉を聞いたことはありますか?

最近、テレビや雑誌などでも多くに記載されているので、一度は坐骨神経痛を聞いたことがある言葉だとおもいます。


「坐骨神経痛」はよく耳にする代表的な名前ですが、原因となっている疾患については意外と知られていません。「坐骨神経痛」は病気の名前ではなく、いくつかの症状に付けられた呼び方です。

今回は、あらゆる年齢で起こりうる「坐骨神経痛」と、関連する疾患・予防法ついてご紹介していきますね。

坐骨神経とは??

坐骨神経痛の「坐骨」という骨の位置はご存知でしょうか?

「坐骨」とは文字通り、椅子に座った時に座面に当たる骨の部分のことをいいます。

クッションなしで堅い椅子に座っていると痛くなる、お尻の骨の下の部分を指します。

坐骨神経」は腰からお尻の深い層の筋肉前方にあり、骨盤の中を通り抜け、足の先に向かって1mほど伸びている神経太さは鉛筆ほどあり、人体で最も太い神経になります。


坐骨神経痛の症状が腰痛やお尻の痛み、足にまで感じるのは、坐骨神経がお尻と太ももの裏を通り膝の裏で枝分かれをして、下腿外側寄り、足の甲、指の筋肉の感覚を支配している長い神経だからです。

坐骨神経痛は中高年の方に多く見られるのが特徴です。

坐骨神経痛は腰やお尻以外に、すね、足先などに痛みやしびれるような痛みがあらわれます。

その坐骨神経痛という症状はどのようなものがあるのかみていきましょう。

 

坐骨神経痛の症状

坐骨神経痛の主な症状になります。

  • お尻から太もも、足にかけて痛みやしびれを感じる
  • 腰やお尻に痛みを感じる
  • 片足だけ、腰から下にしびれを感じる
  • スリッパがよく脱げる(かかとが上がらない)
  • じっと立っているのが苦痛
  • 尿漏れがある

上記の項目のうち、一つでも思い当たるのがあれば、それは坐骨神経痛かもしれません。

もしかすると、坐骨神経痛なのかも?と不安に思う方は病院での診断をおすすめします。

さらに坐骨神経痛には

  前にかがむと痛みを感じる「ヘルニア型」坐骨神経痛

  うしろに反らすと痛みを感じる「狭窄型」坐骨神経痛

  前後どちらに反らしても痛む「合併型」坐骨神経痛

3つの坐骨神経痛タイプがあります。

立ったまま、前後に体を反らしてみて、どのときに痛みが起こるかチェックしてみてください。

坐骨神経痛ではないだろう…と、自己判断だけで放っておかず、痛みが続くようなら整形外科の診療を受けてください。

なぜなら、坐骨神経痛ではなく、ほかの病気で足の血管がつまる動脈硬化や子宮がんかもしれないないからです。

 

坐骨神経痛になる原因と主な種類

坐骨神経痛の原因はさまざまであり腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、梨状筋症候群などが原因とされている。

最も多い坐骨神経痛の中で、腰椎椎間板ヘルニアが、90の坐骨神経痛はこれが原因とされている。

それでは、坐骨神経痛の原因には、どういったものがあるのでしょうか。

腰部脊柱管狭窄症

坐骨神経痛の原因である腰椎椎間板ヘルニアについて説明します。

背骨は、身体を支えるだけでなく、脳から背骨に沿って延びる脊髄という神経を守る役割もあります。

この神経が走っている背骨の隙間のことを脊柱管といいます。

腰あたりにある脊柱管が狭くなり神経を圧迫した状態のことで、老化によって脊柱管が狭くなってきます。

また、間欠性歩行(かんけつせいほこう)といった痛みによる歩行障害を伴うこともあります。

間欠性歩行立つ、歩く、背筋を伸ばすといった行動で脊柱管の神経が圧迫され、姿勢や体勢を変えることで、下肢への痛みや痺れが重くなったり、軽くなったりする症状や足に痛みやしびれも起こります。


坐骨神経痛による間欠性歩行は、脊柱管狭窄症の代表的な症状で、痺れがひどくなると、足が持ち上がらなかったり、下半身に麻痺が広がることで排尿をコントロールできなくなる排尿障害があらわれます。

坐骨神経痛による脊柱管狭窄症は、50代を超えた中高年に多く見られます。

また、腰痛と聞くと「腰が痛む」ことを想像をされると思います。

脊柱管狭窄症では、あまり腰は痛まないことが多いです。

人によっては、腰痛がなくて足の痺れだけが症状としてあらわれることもあります


そのため、腰部に問題があることに気づけず、ただの神経痛のひとつだと勘違いしてしまう人もいますので、間欠性跛行の症状、疑いがある人は、まずは病院へ行って診断を受けましょう。

また、椎間板ヘルニアでは、姿勢を前かがみにすると痛みがあり、脊柱管狭窄症では、逆に姿勢を後ろにそらせると痛みがでます。

分ける時のひとつの目安として覚えておくのも良いかもしれません

 

腰椎椎間板ヘルニア

最も多い坐骨神経痛の原因である腰椎椎間板ヘルニアについて説明します。

背骨の脊椎「椎体」呼ばれる骨とその間でクッションの役割をする「椎間板」交互に積み重なっています。

椎間板の中にはゼリー状の「髄核」というゼラチン状の部分があり、椎間板ヘルニアでは、何かしらの理由でこの髄核が押し出されて脊柱管を通っている神経が圧迫されることによって痛みや痺れがでてきます。

この状態が腰のあたりにできると「腰椎椎間板ヘルニア」と呼ばれます。

 

梨状筋症候群

お尻にある梨状筋の下を坐骨神経が通っています。

この梨状筋が硬くなる事や機能異常を起こす事で、症状が出てくることを坐骨神経痛といいます。

この梨状筋がスポーツや何かにぶつけるなどの外力によって圧迫を受けるとその下を通っている坐骨神経も圧迫を受けて、しびれや痛みを引き起こします。

お尻の筋肉が硬くなっていたり、うまく使えずに動きが悪くなっていることが原因と考えられます。

 

変形性腰椎症

坐骨神経痛の原因である変形性腰椎症について説明します。

腰の骨が変形することを変形性腰椎症といいます。
この症状になりやすいといわれているのが40代以降や高齢者になります。

加齢や同じ姿勢を長時間続けることによって腰に過度の負担がかかる事が原因とされており、腰の周りの筋肉や組織の柔軟性が低下していることも症状の原因となっているとされています。

仙腸関節傷害

坐骨神経痛の原因である仙腸関節傷害について説明します。

仙腸関節は、骨盤を構成する仙骨と腸骨の間にある関節をいい、中腰での作業や急な動作などをくり返すことによって、ゆがみやねじれが生じ、痛みにつながります。

片側の腰に痛みを感じ、お尻や足の付け根や下肢が痛むこともあります。

長い時間椅子に座ることができないことと、痛みのでている側を下にして寝ることができないのが特徴になります。

 

症候性坐骨神経痛

坐骨神経痛の原因である症候性坐骨神経痛について説明します。

レントゲンやMRIを撮ってもよく分からない。神経が圧迫されている証拠がなく、検査をしても原因が分からない。

このように原因がわからない症状を「症候性坐骨神経痛」と言われます。

何が原因なのかもわからないと不安になると思いますが、坐骨神経痛の中で最も多いタイプと言えるようです。

 

日常生活でできる予防法

姿勢を正す

坐骨神経痛の予防方法の一つに姿勢が関係しています。

坐骨神経痛では、日常生活のなかで正しい姿勢をとることが大切になってきます。

坐骨神経痛の予防に良い姿勢は欠かせません。

日常生活の中で、無意識で正しい姿勢がとれて、腰に負担の無い状態」が、重要となってきます。

 

姿勢は悪くないですか?(頭が前に出て背中が丸くなり猫背姿勢)

座っている時、脚を組んでいないですか?(脚を組むことにより骨が歪む)

荷物を片側の肩ばかりにかけていませんか?(左右の体のバランスが悪くなる)

 

あなたはどうでしたか?

これらは無意識の時になっていることが非常に多いです。

これらを日常生活で意識できてくると体への負担が減っていき、坐骨神経痛の予防になります。一つずつ改善していきましょうね。

 

坐骨神経痛を方緩和する寝方

坐骨神経痛の時におすすめの寝方について説明します。

横向きで寝る時は、痛みが出ている側の足をにする。

上体は赤子のように軽く丸めて、膝は軽く曲げ左太ももと右太ももの間にタオルをまるめたものをはさむ。

 

仰向けで寝る時は、両膝を伸ばして足が痛くならない範囲で軽く曲げる。

両膝の下にタオル等をまるめたものを置き、腰は浮かさない。

 

坐骨神経痛の場合、うつ伏せの状態で寝るのはオススメはしません。

腰が反るような体勢になってしまい、腰への負担が大きくなってしまうからです。

坐骨神経痛の方の多くが、腰を反らすことで痛みや痺れを感じることが多いため、うつ伏せの状態になることはやめておいた方がいいとおもいます。

しかし、中にはうつ伏せの状態が楽な方もおられるのでうつ伏せでも構いません。

あなたの、体が疲れない状態が1番ベストです。

 

体を冷やさない

体が冷えてしまうと、少しの痛みでも強い痛みに感じるようになったり、体の熱を逃がせなくなるので、眠りが浅くなることにも繋がります。

ストレッチやお風呂に浸かることで気分も落ち着き、免疫機能を高めます。

40°の湯で10分の入浴が良いでしょう。適度に汗もかくのでお風呂に入る前と後でコップ一杯の水を飲むようにしましょう。

お湯に浸かることで血行促進につながります。

ストレスをためないこと

 

ストレスや寝不足による体調不良も痛みやしびれに対する感受性を高めます。

気持ちが落ち込むような抑うつ状態になると、痛みやしびれが悪化することが多いともいわれています。

生活のリズムを整え、気持ちを明るく持つように心がけることが大切です。

ストレスは趣味などで解消して、ため込まないことが重要。

 

しっかり睡眠をとること。

好きな音楽や、テレビ、美味しい食事をして五感を楽しむこと。

嫌なことはため込まず愚痴を吐きましょう。


 ストレスが続いてくると腰痛がさらにひどくなって、仕事を休むことが増えて、職場での人間関係まで悪くなる人も中にはいます。

こういう人こそ、腰痛は心からの警告サインだと思って、まずは心のケアをしましょう。

 

まとめ

坐骨神経痛に悩む人は、仕事で長時間同じ姿勢をとっていることが多いです。

 

特にデスクワークなど、イスに座り続けることで神経を圧迫し、血流を悪くするので坐骨神経痛を誘発しやすくなります。

 

あなたの普段の姿勢は大丈夫ですか?

まずは今までの生活習慣を見直して頂き、悪い姿勢でいる時間を短くする事から行いましょう。

 

当院では患者さん一人一人に姿勢のお写真をとらせていただき姿勢分析を行い施術をしています。

姿勢のアドバイスや日常生活での注意点などもお伝えしています。

体を動かして痛む場合は絶対に無理はしないで下さい!

 

あなたがもし、お体での悩みご相談あればお気軽にお問い合わせくださいね。

 

\この記事は私が書きました/

非公開: 上嶋 健五(うえじま けんご)

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