「お酒を飲むと喉が痛くなる…」

「お酒は逆流性食道炎の原因になるの？」

あなたはこのように思われたことはありませんか？

今回はお酒と逆流性食道炎の関係について書いていきます。お酒は逆流性食道炎の原因になっているのか？についてまとめたので、是非参考にしてみてください。

逆流性食道炎とは

お酒が逆流性食道炎の原因に？

お酒を飲むことで、胃酸の分泌を促します。

お酒が胃の中に入ると、脂肪を消化させるコレシストキニンと呼ばれるホルモンが過剰に分泌されます。

このホルモンは、脂肪を消化させるためのホルモン物質になります。

お酒を飲むことによって、コレシストキニンは、多く分泌されてしまいます。

このコレシストキニンの作用は、胃と食道の間に存在する括約筋を緩めてしまうことによって、胃と食道間の括約筋の働きが弱くなります。

胃と食道間の括約筋の働きが弱くなることで、胃液が食道に逆流しやすくなります。

お酒を飲んだあとに、ゲップが出ることはありませんか？このゲップもコレシストキニンの働きによって起こっている症状になります。

お酒を飲んでいる方は、少なくても逆流性食道炎になる可能性はあります。

あとアルコールによって、睡眠の質が低下してしまう場合もあります。

寝ている時に、体がアルコールの分解を優先するため、朝起きたときの疲れを感じる場合があります。

お酒の飲みすぎは注意しましょう。

逆流性食道炎の症状は？

逆流性食道炎の主な症状についてみていきましょう。

• 咳・痰
• 胸やけ・痛み
• 吐き気・胃もたれ
• 喉、口内の違和感

逆流性食道炎にはこのような症状があります。

逆流性食道炎の代表的な症状は胸やけになりますが、咳や痰の症状を感じる方もおられます。胸やけは胸の中心部や胸骨の裏側に感じられ、熱くて焼けるような感じを訴えるものですが、個人差によって症状の重さは異なってきます。

逆流性食道炎の症状としては胸やけ以外に咳、痰、喘息発作、歯の痛みがあります。これらの症状も胃酸の逆流が原因で引き起こされています。

逆流性食道炎にならないためには？

お酒を控えるのも一つですが、それ以外についてご紹介していきます。

食生活の改善

食生活での改善では、タンパク質・脂肪をとり過ぎないように注意しましょう。

ご飯を食べてすぐ横になることはやめて、食べた後２時間程度経ってから寝るようにしましょう。

胃酸を増加させる高脂肪食、かぼちゃ、さつまいも、チョコレート、アルコール、コーヒー、辛い刺激物、酸味の強いものなどは逆流性食道炎の症状を重くするので食べ過ぎないようにしましょうね。

姿勢では、腹圧を意識することが非常に重要になってきます。

腹圧を意識して生活を送り、猫背などの姿勢は腹圧を上昇させるので、胸式呼吸をして姿勢を正しましょう。

喫煙をしない

食道は胃とちがって、胃酸から守ってくれる働きがないので、食道に胃酸が逆流してしまうと食道の粘膜が炎症を起こしやすくなります。

タバコのニコチンには胃の収縮力を弱らせて、胃酸の分泌を高める働きがあるので、逆流性食道炎とタバコは関係が深いとされています。

しかし、実際のところは逆流性食道炎とタバコの関係性について完全に証明されていないのです。

統計的に、タバコを吸わない人と、タバコ吸う人の割合では、タバコを吸う人の方が逆流性食道炎の悪化傾向になっています。