「妊娠中の咳が長く続いている…」
「むかつきや吐き気が治まらない」
あなたはこのような症状に悩まされてはいませんか?
もしかすると逆流性食道炎なのかもしれません。
今回は逆流性食道炎でお悩みの妊婦さんに向けてブログを書いています。
妊娠症状と逆流性食道炎の症状が似ているところがあるので、長く続く咳や吐き気などの症状を妊娠症状だと決めつけている方が多いです。妊婦さんが逆流性食道炎になりやすい原因について説明していきます。
まずはじめに逆流性食道炎が一体どんな病気なのかを知っておきましょう。
逆流性食道炎とは一体どんな病気?
妊婦さんが咳や吐き気の症状を感じる方が多く、その症状が妊娠症状と思って病院へ行かない方もおられます。
逆流性食道炎は、胃酸が食道に向かって逆流してしまい、食道の粘膜が炎症して喉の違和感や咳、胸やけ、胸の痛みなどの症状を引き起こす病気です。
食道には下部食道括約筋という筋肉の働きによって、胃から食道へ食べたものが流れ込まないようになっているのですが、食べ物を飲み込むときには開いて胃に送ります。
胃には、胃酸とも呼ばれている酸性度の強い塩酸と消化酵素が含まれている胃液が分泌されています。
胃には胃酸から胃の壁を守る機能があるのですが、食道には食道の壁を守る機能がありません。そのため胃酸が逆流して食道まで上がると、胃酸によって食道の粘膜が炎症を起こして食道を傷つけます。
このように、胃酸が逆流し繰り返されると、食道の粘膜がただれ、胸やけなどの症状が起こってきます。
逆流性食道炎の症状は?
逆流性食道炎の主な症状は下記のようになります。
- 胸やけ・胸の痛み
- 咳・げっぷ
- 吐き気・胃もたれ
- 喉の違和感・痛み
- 口の中が酸っぱく感じる
- 飲み込みづらい
逆流性食道炎にはこのような症状があります。
逆流性食道炎の代表的な症状は胸やけになります。これは胸の中心部や胸骨の裏側に感じられる熱く、焼けるような感じを訴えるものですが、人によっては酸っぱい水や苦い水がのどまであがってくると訴える人もいます。
その他に、胸のあたりがしみる食べ物がつかえる、飲み込みにくい、げっぷとともに胃酸が逆流する、横になると症状が出やすいなどと訴える人もいます。
妊婦さんが逆流性食道炎になりやすい原因は何なのか?説明してしきますね。
妊婦さんが逆流性食道炎になる原因とは
逆流性食道炎は肥満体型の人や、加齢によって発症しやすいとされていますが、妊婦さんにも発症しやすい病気です。妊婦さんが逆流性食道炎になるやすい原因を説明していきます。
胃の圧迫
肥満体型の方だけでなく、妊婦さんは妊娠すると、お腹が大きくなっていきます。
お腹が大きくなっていくと、
このように妊娠中は、逆流性食道炎になりやすいので体に違和感を感じた時はすみやかに病院へいきましょう。
ホルモンバランス
妊娠すると、プロゲステロンと言う黄体ホルモンの分泌量が増加します。
黄体ホルモンには、食道の筋肉を緩めたり、胃の消化機能が低下し、食べたものを消化する時間が長くなります。
消化の時間が長くなると、胃酸の分泌も増えていくことで逆流を招き、逆流性食道炎になってしまいます。
妊婦さんの逆流性食道炎の予防
妊婦さんの逆流性食道炎の予防についてまとめたので是非参考にしてみて下さい。
生活習慣の改善
妊婦さんの場合、生活習慣でリズムが崩れている場合が多いので、生活習慣を改善することで逆流性食道炎の予防につながってきます。普段の日常生活の中に改善ポイントがあるかもしれません。以下の☑のものには特に注意してみましょう。
- 食べる時間は規則正しく決める
- 食べた後はすぐ横にならない
- 暴飲暴食をしない
- ベルトでおなかを強く締めない
- よく噛んで食べる
- 生活リズムを整える
これらは逆流性食道炎の症状を重くするので十分注意しましょう。注意することで、ことで逆流性食道炎の予防が期待できます。
食生活の改善
逆流性食道炎の妊婦さんが気をつけるポイントは食生活です。
食生活での改善では、タンパク質・脂肪をとり過ぎないように注意しましょう。以下の☑のものには特に注意しましょう。
- 脂肪分の多い食べ物
- 高タンパク食
- ケーキなどの甘い物
- 辛い刺激物
- 酸味の強いもの
- アルコール、コーヒー
これらは逆流性食道炎の症状を重くするので食べ過ぎないようにしましょうね。
逆流性食道炎の予防では、消化のよい食べ物を選ぶようにすると胃にかかる負担が減ってきます。
姿勢について
姿勢では、腹圧を意識することが非常に重要になってきます。
妊婦さんはお腹が大きいので腹圧を上げてしまいます。そのため、腹圧を意識して生活を送り、猫背などの姿勢は腹圧を上昇させるので、胸式呼吸をして姿勢を正しましょう。
普段の何気ない姿勢の悪さが逆流性食道炎につながる場合があるので十分注意していきましょう。
\この記事は私が書きました/