「肩こりが辛く頭痛を感じ発熱がある」
「体のダルさや発熱が続いている」
あなたは、このように感じられたことはありませんか?
一見関係がなさそうに思える頭痛や発熱の症状も、肩こりが原因となっていることが多いです。
今回は、肩こりが頭痛や発熱の関係性とそれらを引き起こしてしまう要因、予防方法をあわせてご紹介していきます。
発熱とは
発熱は、外傷・感染症・他の疾患にかかった場合に、ウイルスを撃退するための体の反応として体温が上昇することをいいます。
免疫反応とは、風邪のウイルスなどが体内に侵入した場合に、ウイルスを撃退しようと体の免疫細胞が動き始めます。ウイルスは37℃前後を好むので、ウイルスの働きを弱くするために発熱が起こされます。通常であれば42℃を超えることはありません。
体温には個人差があるため、普段の健康状態時の体温を測って知っておくと良いでしょう。
肩こりってどんな状態?
肩こりとは筋肉が縮んで硬くなった状態のことをいいます。
人間の頭の重さは約5㎏といわれいます。
肩がこりは、首から肩・背中にかけての筋肉が重たい頭を支えることで大きな負担がかかり筋肉が硬くなっていきます。
運転やデスクワークなどで長時間同じ姿勢が続くと、筋肉にかかる負担が大きくなってきます。筋肉に負担が大きくなってくると、乳酸という疲れの物質が体にたまってしまいます。その乳酸が体に溜まることによって、筋肉が硬くなって、筋肉の中を通っている血管を圧迫してしまいます。
血管が圧迫することで血行も悪くなり筋肉に酸素を送ることがでなくなってしまうため、体に老廃物が溜まって頭痛やこりの発症につながります。
肩こりと発熱の関係
外気温が低くなると風邪をひきやすくなります。風邪をひいて熱がでると、肩こり、腰痛、関節の痛みを感じることもあります。
風邪のウイルスなどが体内に侵入した場合に、ウイルスや細菌と戦うときに、痛み物質が分泌されることが原因です。その痛みの物質が血流によって全身に行き渡って肩の関節に溜まると肩こりを引き起こします。。
また、普段から肩こりで悩まれている方は肩こりがひどくなります。
肩こりがひどくなると、身体が必要以上にエネルギーを消費するので免疫力が低下してしまい、風邪をひきやすくなります。
肩こりと頭痛の関係
肩こりよって、血行不良になり血管内の酸素が不足の状態になりまmjす。
そこに疲労物質や老廃物が発生することで筋肉周辺にある神経を刺激します。その刺激が脳に伝わり痛みとして頭痛が引き起こされます。
肩の血行不良は脳にも影響し、脳血管の血流も悪くなり緊張型頭痛が引き起こされます。
もし、その状態が続き、さらに血流が悪くなると血流障害になります。
血流障害は血管の壁が硬く、血管が細くなり詰まることで血液の流れが悪くなります。 血液の流れが悪くなれば、血液が必要なところに酸素や栄養が行きにくくなるため様々な症状につながってきます。
肩こりを招く主な原因
頭の位置
人間の頭の重さは約5㎏あります。デスクワークや携帯の画面を見ていると、頭の位置が前方へと移動していることが多いです。
頭が前方へいくことによって後ろの首から肩、背中の筋肉が引き伸ばされる事になります。そうすると頭から肩にかけての筋肉の緩みも無くなってしまい、筋肉が緊張状態になり肩こりを引き起こします。
眼精疲労
モニター画面に集中してしまうとまばたきの回数が少なくなるため、非常に目が疲れます。また、モニター画面から発せられる強い光を長い時間見続けることで「眼精疲労」になってしまいます。
この状態が続いてしまうと、肩こりを引き起こす筋肉にも負担がかかるので肩こりになりやすくなります。
精神的・身体的ストレス
日常のストレスがたまった状態で発散できずにいると、自律神経に異常がおこり、自律神経のバランスが乱れ血行不良を起こると肩こりを引き起こします。
ストレスによる不安や恐怖は自律神経を乱して、肩こりや頭痛になります。ストレスの発散ができずにいると、自律神経に異常がおこり、自律神経のバランスが乱れます。すると血行が不良となり筋肉が硬くなっていく悪循環になります。ストレスなどによりこの入れ替わりが乱れて、交感神経が優位になると、筋肉は緊張状態を引き起こし血液の流れが悪くなり頭痛なります。
内臓疲労
体にとって生活リズムが非常に重要になります。偏った食生活が続くと、血液がドロドロになってしまいます。栄養や酸素を届けるにはサラサラしていることが理想になります。
胃腸の機能が低下して弱くなると、胃腸周辺の筋肉も弱くなり、それが原因で血流の悪化によって肩こりになるといわれています。
暴飲暴食はもちろん、冷えた食べ物や飲み物の摂り過ぎは胃腸に大きな負担がかかってくるので十分注意しましょう。
肩こりと自律神経の関係
自律神経は自分の意思とは関係なく、身体の機能をコントロールしている神経です。
自律神経には活動を活発にする神経である交感神経とリラックスさせる神経である副交感神経の2つがあり、この2つの神経がシーソーのようにバランスをとりながら働いています。
このとき「交換神経」に傾いてしまうと、身体が緊張した状態となり、血管が細くなります。血管が細くなることで筋肉が固まって肩こりが引き起こされてきます。
肩こりは、日常生活での悪い姿勢を取り続けたことによる筋肉の緊張や、長時間のデスクワークなどによる眼精疲労などから引き起こされることもあります。
また自律神経の乱れが原因で肩こりになっている方もおられます。
自律神経の乱れは、胃腸の機能低下によって表れることもあるので、暴飲暴食などは注意してくださいね。
また、微熱が続いたり発熱の症状も、自律神経の乱れがになって起こりやすいとされています。
頭痛・発熱にひそむ病気
ウイルス性髄膜炎
ウイルスにより脳の表面をかこっている髄膜(ずいまく)におきた炎症。
ウイルス性髄膜炎は、発熱、全身のだるさ、頭痛、せき、嘔吐、筋肉痛といったウイルス感染症の症状を感じ、子供から老人までどの年齢にもおきます。
その後、発熱、頭痛などが起こります。胸にあごをつけようとすると痛みを感じて、胸にあごをつけられないことがあります。その動き以外の方向に頭を動かすには、それほど難しくはありません。
ウイルス性髄膜炎は、ウイルスの種類によっても違いますが、様々な経路で感染します。
- 蚊などの虫に刺される
- 感染した人との性行為
- 他の感染部位から血流によって広がる
- 汚染された注射の使用 など
ウイルス性髄膜炎は、ほとんどがな治療をしなくても2週間ほどでよくなりますが、ひどい方は3週間以上かかります。
頭痛・発熱は、風邪を引いたときに感じる方がおおいです、しかし、症状が頭痛・発熱であり、それが長く続きは、髄膜炎の可能性があることを頭にいれておいてください。
風邪の予防
人の免疫力の低下は、ストレスや疲労感、睡眠不足、乱れた食生活が原因で弱くなります。免疫力が低下してくると、風邪をひいてしまったり、ウィルスに感染しやすくなります。
風邪の予防には、十分な睡眠や生活習慣の見直しがポイントになってきます。
きちんと体調を管理していても、外からのウイルスや菌によって感染することもあります。外から帰ったら手洗いうがいをすることで予防にもなるので意識して行っていきましょう。また、外へ出る時はマスクをすることも予防に効果的です。
肩こりの予防
体を温める
冷えは血液の流れを悪くして、筋肉が硬くなる要因になります。その結果、肩こりがより感じるようになります。
入浴時は38~40℃のぬるま湯で10分程度入浴するのがおすすめです。42℃などの少し熱い温度だと、体の表面しか温まらず、深部までとどきません。
お肉と同じで、強火で焼くと中が生の状態がありますよね?深部をきちんと温めるには重要なポイントなので是非試してみてください。
また、お湯の中で首・肩周辺の筋肉をゆっくりさすることで血行促進につながります。
睡眠
睡眠は筋肉や神経の回復に1番効果的といわれていますが、長時間寝れば良いことでもありません。
健康に最適な睡眠時間は7時間だといわれています。睡眠時間にも個人差はありますが、短くても、長くてもいけません。
寝ている時も仰向けで寝ると体の負担が少なくなるのでオススメします。
横向きで寝てしまうと、寝た時に左右どちらかの肩が下になっているので、下になっている方が内巻きになってしまい、寝て休めてあげなければならない体に負担がかかってしまいます。
また、睡眠の質を高めるためにも、寝る前にアルコールやカフェインの摂取、食事やタバコなどは注意しましょう。
適度な運動・ストレッチ
頭痛になる元々の原因、肩こりを解消することが大事になってきます。
適度な運動をすることで筋肉の疲れが解消し、血行がよくなり、ストレッチには筋肉をやわらかくする効果があります。
体が冷えた状態では筋肉は硬くなっている状態なので、体が温まった状態のほうが筋肉は柔らかいため入浴後などに行うと良いです。
特に、ラジオ体操や開脚運動をおすすめします。
身体を動かすことはストレスの発散にも繋がり血行も促進され代謝も上がるため肩こりに効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
頭痛・発熱には肩こりとの関係性があります。頭痛・発熱の症状を決して軽くみてはいけません。
その症状が警告のサインの可能性もあるので、1週間以上たっても変化がない場合は一度、病院へ行かれることをおすすめします。
また、肩こりの予防として、生活習慣を見直してみると意外と肩こりになる原因は出てくるとおもいます。
肩こりからくる頭痛、発熱でお悩みの方はお気軽に当院までご相談くださいね。
あなたのお役に立てると幸いです。
症状について詳しくはこちら
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