仕事でよく肩や腕を使っていて、肩こりや腕のしびれがあるとなってくると原因は「使いすぎ」と思ってしまいますよね。確かにそれは要因ではありますが、ずっと続いているということは他の原因も考えた方がいいですね。

筋肉だけの疲労であれば、本来なら2.3日で治まるはずですし、腕のしびれとなると神経の圧迫を考えるからです。

今回のブログでは腕のしびれの原因について紹介していきます。(過去のブログも参考にしてくださいね)

気持ちいいだけの施術ではなく、本気で肩こりを改善したいと思っている方へ

肩や腕がしびれたり、こってる時に揉んだり、マッサージをしてもらうと気持ちいいですよね。でもこれで肩こりや腕のしびれが改善できたわけではないんですね。

確かに血流が良くなって、肩こり、腕のしびれが楽になるので「治ったかな？」と思ってしまうと思います。ただこれは一時的な効果です。脳から「快楽ホルモン」が出て肩こりとうでのしびれが麻酔薬のように一時的に効いているためなんですね。

実は筋肉は刺激を受けることで、筋肉は「攻撃を受けた」と思ってしまいますそして、次に刺激を受けた時に備えて、自らを硬くしてしまいます。

そうすることでマッサージを受けたところの血流が悪くなり、肩こりや腕のしびれは更にひどくなってしまいます。そして、また肩こり、腕のしびれでマッサージにいき・・・を繰り返すことになってしまいます。

マッサージは肩こり、腕のしびれに対して受けすぎない方がいいですね。

上の図を見て頂くと、頸椎(首の骨)から出ている沢山の神経が腕から手にかけて広がっているのが分かると思います。枝別れしながら、手まで伸びているのが「橈骨神経」「正中神経」と「尺骨神経」です。なんとなく肩こりがあると腕がしびれそうではないですか？

手の動きと首の神経が繋がっている事で、互いの動きが影響することが分かると思います。ということは頸椎にに歪みや、ズレが出てしまうと腕にしびれなどの影響が出てくることも考えられますよね。

また、肩の周りにも神経が通っています。ここも圧迫を受けるとしびれや動かすたびに痛みが出てしまいます。

では、頸椎の歪みやズレが起こる原因はなんでしょうか？

• スマホやパソコンの使い過ぎで首に負担がかかりしびれる
• 仕事で下を向いて首が圧迫されしびれる
• 首から下に歪みがあり、バランスを取ろうとしてしびれる
• 内臓の疲労によって痛みの信号が腕にいきしびれる
• 事故やけがによってしびれる

原因は1つだけではなく、2つ以上重なっていることもあります。

マッサージをしても、その時だけしか肩こり、腕のしびれに効果がない、肩の関節や筋肉を調整してもしびれがとれなかった、という方は頸椎が原因かもしれません。

根本的に肩こり、腕のしびれを治されたいのであれば、身体全体を診てもらえる専門機関に行かれることをおススメします。

痛みやしびれを少しでも、今すぐ何とかしたい！と思われている方には「温める」ことをおススメします。

痛みには冷やしたほうがいいと思われがちですが、効果があるのは打ち身、ねん挫など突発的に起こった痛みに対してです。ずっと続いている痛みであれば、温めて血流を良くするほうがいいですね。

何となく軽く考えがちな肩こりや腕のしびれですが、原因によっては放っておくことが危険な場合もあります。長く続いてるなあと思う方は、専門機関に行かれることをおススメします。