現代日本で国民病とも言われている肩こりは眠気や頭痛と関係があります。
肩こりは睡眠と大きく関係があり、肩こりを感じる方の多くが、日中眠気とたたかっている人や、夜になると眠れないといった睡眠障害をになりやすいとされています。
肩こりを引き起こすには様々な原因があります。
今回は肩こりと頭痛、睡眠・眠気との関係性や原因、対策についてご紹介していきます。
肩こりから頭痛になるメカニズム
肩こりになると筋肉が縮んで硬くなります。その状態になると、筋肉の中を通っている血管が圧迫されて血流が悪くなります。
脳は働くうえで大量の血液が必要なため、血管が圧迫されて血流が悪くなると、血管内の酸素が不足の状態になります。
血管内に老廃物が発生することで血行不良になり頭痛が引き起こされます。
肩こりからくる頭痛の要因
頭の位置
デスクワークや携帯の画面を見ていると、頭の位置が前方へと移動していることが多いです。頭が前方へいくことによって後ろの首から肩、背中の筋肉が引き伸ばされる事になります。
そうすると頭から肩にかけての筋肉の緩みも無くなってしまい、筋肉が緊張状態になり硬くなります。
この筋肉の緊張と血管の狭窄によって血流が悪くなり、眠気や肩こり頭痛を引き起こします。
姿勢の歪み
肩こりで頭痛もちの方の多くが姿勢の歪みが要因です。
歪みの中で、最も多いのが「猫背」の姿勢です。
良い姿勢は自分で意識して良くしようとするのではなく、無意識に正しい姿勢がつくれる体がベストにります。
「日常生活の中で、無意識で正しい姿勢がとれて、肩に負担の無い状態」が、
肩こり頭痛にならないためには予防が大事になってきます。これらを日常生活で意識できてくると体への負担が減ってきます。一つずつ改善していきましょうね。
眼精疲労
長時間スマホ、パソコンの画面を見ると目の疲れを引き起こす大きな原因となります。
モニター画面に集中してしまうとまばたきの回数が少なくなるため、非常に目が疲れます。また、モニター画面から発せられる強い光を長い時間見続けることで「眼精疲労」になってしまいます。
この状態が続いてしまうと、肩こりを引き起こす筋肉にも負担がかかるので肩こりになりやすくなります。
精神的緊張・ストレス
日常のストレスがたまった状態で発散できずにいると、自律神経に異常がおこり、自律神経のバランスが乱れ血行不良を起こると肩こりを引き起こします。
デスクワークなどで同じ姿勢が長時間続くことや、睡眠不足、運動不足、目の疲れによる身体的ストレス、また、不安なことや悩みごとなどによる精神的ストレスなどが原因と言われることが多いです。
そのストレス状態が続いてしまうと、筋肉に老廃物が溜まることで肩こりが慢性化することがあります。
不規則な生活
体にとって生活リズムが非常に重要になります。
不規則な生活が続き、生活のリズムが狂ってしまい、睡眠時間が少なくなると筋肉の回復と緊張の緩和が妨げられるので肩こり頭痛の原因となります。
偏った食生活が続くと、血液がドロドロになってしまいます。栄養や酸素を届けるにはサラサラしていることが理想になります。
体重20㎏にお水1ℓを摂ることで効果を上げてくれます。
お食事からも水分は摂れるので、水を1.5~2ℓ位補給するのがおすすめです。
不規則な食生活などが続くと、筋肉内に老廃物が溜まりやすくなり肩こりになりやすいです。
睡眠と肩こりの関係
睡眠不足の状態になると、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経は自分の意思とは関係なく、身体の機能をコントロールしている神経です。
自律神経には活動を活発にする神経である「交感神経」とリラックスさせる神経である「副交感神経」の2つがあり、この2つの神経がシーソーのようにバランスをとりながら働いています。
ストレスなどによって2つの神経のバランスが崩れると、交感神経が優位になり、夜になっても眠りづらくなってしまいます。
自律神経の乱れは、体に影響をあたえます。自律神経が乱れてしまった場合に神経のバランスを整える方法、また神経の乱れを予防する方法をご紹介していきます。
適度な運動やストレッチ
体を動かすことによって、血行が良くなります。
少し息が上がるランニングやトレーニング運動などがオススメです。
身体を動かすことはストレスの発散にも繋がり血行も促進され代謝も上がるため肩こりに効果的です。
もちろん、こまめに水分補給は行ってくださいね!
十分な睡眠と正しい食生活
日常生活でのストレスや不眠などで悩んでいる人は多いようです。
特に自律神経が乱れている場合、生活習慣を改善し、睡眠時間をきちんと確保して身体の回復力をあげることが重要です。
睡眠時間が少ないと体の緊張や疲れが取れにくいため自律神経が乱れ頭痛の原因にもなります。
また、食生活での乱れによって胃腸が弱くなると、その周辺の筋肉も弱くなり、それが原因で筋肉も硬くなるため、
暑い時期には冷たい飲み物、食べ物をよく摂る方が多いです。身体の冷えは血液の流れを悪くして、筋肉が硬くなる要因になるので十分に注意しましょう。
睡眠不足が原因で引き起こす主な症状
睡眠不足が続くと、様々な症状が引き起こされます。
下記の症状を感じることがあれば、それは睡眠不足からくる体の警告サインかもしれません。
自律神経の乱れ
自律神経には2種類あります。活動を活発にする神経である「交感神経」とリラックスさせる神経である「副交感神経」の2つの神経がシーソーのようにバランスをとりながら働いています。
寝ている時は体がリラックスしているので副交感神経が優位になります。しかし睡眠不足の状態が続くと興奮状態になるため、交感神経が優位な状態が続きます。すると、自律神経が乱れてしまい、頭痛の原因となります。
めまい
めまいでお悩みの方がおられましたら、もしかすると睡眠不足が原因かもしれません。
とくに、パソコン作業、携帯電話やスマートフォンの画面を見ている時に猫背姿勢になっている場合が多いです。
それら姿勢の悪さなどによって、血管が圧迫されて、血流が悪くなり、めまいが引き起こされます。
睡眠が足りないと疲労物質が少しずつたまっていくので悪循環になります。
慢性的な頭痛・肩こり
肩こりになると筋肉が縮んで硬くなります。その状態になると、筋肉の中を通っている血管が圧迫されて血流が悪くなります。
脳は働くうえで大量の血液が必要なため、血管が圧迫されて血流が悪くなると、血管内の酸素が不足の状態になります。血管内に老廃物が発生することで血行不良になり頭痛が引き起こされ、慢性的な頭痛や肩こりの原因になります。
うつ病
うつ病の要因は、過度な疲労や仕事等のストレス、環境の変化、家庭問題などさまざま考えられます。
うつ病の要因として、睡眠障害があります。日常でのイライラなどによって不眠症になることがあり、不眠症からうつ病になることが多いとされています。
睡眠の質を上げる方法
睡眠は時間が長ければ良いものではなく、睡眠の質が非常に重要になってきます。睡眠の質を上げる方法をいくつかご紹介していきます。
軽めの運動
睡眠の質を上げるためには適度な運動をすることが大事になってきます。
たとえば、少し息が上がるランニングやトレーニング運動などがオススメです。
身体を動かすことはストレスの発散にも繋がり血行も促進され代謝も上がるのでとても効果的です。
もちろん、運動中はこまめに水分補給は行ってくださいね!
寝る3時間前には晩ご飯は済まておく
布団へ入る時には胃の消化活動が終了していることが重要になります。
寝る前に食事をしてしまうと、体は消化活動を行なうため、体を休めているつもりでも内臓の休息する時間が短くなってしまいます。
身体が休まっていないので睡眠の質が悪くなり、途中で目を覚ますことや、なかなか眠りにつけないことにもつながってきます。
お風呂に浸かる
入浴は血行を良くするだけでなく、副交感神経の働きを良くする効果があるので、疲労回復に1番効果的です。
普段から疲れがたまりやすい場合は、高温のお湯は体の負担も大きくなるため39°~40°のぬるま湯で10分程度入浴するのがおすすめです。
体を温めることで、筋肉の緊張を和らげてリラックス効果が期待されています。
水分は血行促進に重要です。お風呂に入る前と入浴後は必ずコップ1杯の水分をとるように意識しましょう。
お風呂に入っている時は気付かないのですが、実は身体の水分がたくさん失われています。水分が失われると筋肉が硬くなりやすいので入浴後の1杯も非常に重要になります。
生活のリズムを整える
たくさん寝たのにも関わらず、疲れがとれていないと感じたときは注意です。
日常生活でのストレスや不眠などで悩んでいる人は多く、十分な睡眠が筋肉の回復に1番効果的といわれています。
また、午後10時から午前2時はゴールデンタイムと呼ばれ、身体が回復するのに効果的な時間帯になります。
きちんと睡眠がとれていないと体の緊張や疲れが取れにくいため肩こり、頭痛や不眠がひどくなるという悪循環になります。
寝る前の注意点
入浴後に身体を冷やすと寝つきが悪くなるので、体が冷えないように温かくして寝るようにしましょう。
寝る前に明るい携帯画面や、テレビを見ながら寝ている方は要注意です。また、寝る前にお酒、たばこ等は控えるようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしょうか。
眠気や頭痛は肩こりが原因していることが考えられています。
質の良い睡眠がとれているのか、とれていないのかによって身体の回復力に大きく影響してきます。
無理に布団に入ったとしても質の良い睡眠をとれるとは限りません。規則正しい生活リズムが非常にポイントになってきます。
日常生活での見直しと先程ご紹介させていただいた「睡眠の質を上げる方法」を一度試してみてください。
\この記事は私が書きました/
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