「身体のダルさや微熱が続いている」
「頭痛や微熱があるけど、ただの風邪かな?」
あなたは、このように感じられたことはありませんか?
頭痛や微熱でお悩みの方の多くが肩こりになっているケースが多いです。
今回は肩こりと頭痛・微熱の関係性とそれらを引き起こす要因についてご紹介していきますね。
肩こりとは
肩こりとは筋肉が縮んで硬くなった状態のことをいいます。
人間の頭の重さは体重の約10%といわれいます。肩がこると、首から肩・背中にかけての筋肉が重たい頭を支えることで大きな負担がかかり筋肉が硬くなっていきます。
長時間のデスクワークや運転などで同じ姿勢が続くと、肩の筋肉に大きな負担がかかることになります。
筋肉に負担がかかると「乳酸」という疲れの物質が体にたまります。
その乳酸が身体のに溜まることによって、筋肉が硬くなって、筋肉の中を通っている血管を圧迫してしまいます。
血管が圧迫することで血行も悪くなり筋肉に酸素を送ることがでなくなってしまうため、体に老廃物が溜まって頭痛やこりを発症する要因になります。
肩こりと頭痛・微熱の関係
肩こりがひどくなると、首から肩・背中の筋肉が硬くなっていきます。
その筋肉の硬い状態が続くと、血行不良による血管内の酸素不足になります。
そこに疲労物質や老廃物が発生することで筋肉の周りにある神経を刺激します。その刺激が脳に伝わり痛みとして頭痛が引き起こされます。
肩こりとの関連がある頭痛の多くが緊張型頭痛になります。
肩の血行不良は脳にも影響し、脳血管の血流も悪くなり緊張型頭痛が引き起こされます。
もし、その状態が続き、さらに血流が悪くなると血流障害になります。
血流障害は血管の壁が硬く、血管が細くなり詰まることで血液の流れが悪くなり、血液が必要なところに酸素や栄養が行きにくくなるため様々な症状につながってきます。
緊張型頭痛は、子どもから高齢者の年代の幅広い年齢の方におこる頭痛で頭の周りを締め付けられるような痛みが続くのが特徴です。
緊張型頭痛は、頭の位置が前かがみになる姿勢の多い運転やデスクワークをしている方に多くみられます。うつむき姿勢などを長時間続けると頭や首・肩の筋肉が緊張するため引き起こしやすくなります。
ただし、緊張型頭痛になる原因は肩こりだけではありません。
片頭痛も肩こりと関連があり、頭の血管が拡がることで引き起こされます。
片頭痛は、普段は気にならないような音、光、臭いに敏感になり不快と感じるなど頭痛以外の症状を伴うのが特徴で、こめかみから目のあたりにかけて脈をうつようなズキンズキンとした痛みも片頭痛の特徴です。
肩こりだけでなく、微熱をもっている場合は、身体からの警告のサインです。
肩こりが慢性的になってくると、自律神経のバランスが乱れる原因となることもあるため、微熱が続いている方は注意しましょう。
自律神経は体温の調整も行なっているので、自律神経のバランスが乱れると冷えや微熱が続くといった症状を引き起こすことがあります。
日常の生活動作をしただけで疲労を感じる場合、慢性疲労症候群が疑われます。
頭痛、微熱、体が痛むといった症状があらわれ、座っていることもしんどいと感じる場合があります。20~50歳に多いとされています。
慢性疲労症候群とは
慢性疲労症候群とは一体どのような症状があるのか、照らし合わせてチェックしてみましょう。
- 頭痛や微熱が続く
- 筋肉痛などの痛みがある
- 体がだるく、疲労感を感じる
- なかなか眠れない
- 集中力が長続きしない
上記の症状が1週間以上も続いている場合は「慢性疲労症候群」の可能性が高いです。
慢性疲労症候群はウイルスの影響などで、身体のいたるところの部分に乱れが生じる病気です。
「慢性疲労」と名前が似ているので、疲労程度だと思う方も非常に多いです。しかし、実際は単なる疲労どころではありません。
何もせずに放置していると全身のダルさや疲労感が強くなり、行動するのが辛い、仕事ができないといった状態になることもあります。
慢性疲労症候群の場合、休養をとっても治りにくいことがあります。症状が続く場合は精神科や心療内科を受診することをおすすめします。
なぜ慢性疲労症候群になるの?
現代、慢性疲労症候群の原因は明らかになっていません。慢性疲労症候群はウイルスの影響などで、身体のいたるところの部分に乱れが生じる病気ですが確定的なことは分かっていませんが、慢性疲労症候群の原因は、近年少しずつわかってきました。
- ウイルス感染
- ストレス
この2つが関係して免疫異常を引き起こしています。
ストレスがたまった状態で発散できずにいると、自律神経に異常がおこり、自律神経のバランスが乱れ血行不良を起こると筋肉が硬くなっていきます。
そのストレス状態が続いてしまうと、筋肉に老廃物が溜まることで肩こりが慢性化することがあります。
また、めまいや頭痛、吐き気が起きることもあります。ストレスを感じる方の全てに起こることでないですが、多くの場合は、何らかの感情が影響していることが多いのです。
ストレスで免疫が低下すると、自律神経系やホルモン系の働きに異常がおこり、免疫の働きが低下します。
免疫の働く低下によって過去に潜伏していたウイルスが再活性化され、慢性疲労症候群を引き起こすと考えられています。
ウイルスが再活性化すると免疫が作動し、サイトカインとよばれる免疫物質が作られます。
サイトカインはウイルスと戦うのに必要なのですが、多くつくられると脳などに大きなダメージをあたえてしまいます。
それによって、脳の機能を低下させ、ダルさや疲労感を引き起こすとされています。
予防と対処法
慢性疲労症候群では、基本的に予防と対症になります。
そして身体にストレスがかからないように、環境や生活リズムを見直していきます。
ストレスをためない
慢性疲労症候群のきっかけになりやすいのが、ストレスの蓄積です。
ストレスや寝不足による体調不良も痛みやしびれに対する感受性を
十分な睡眠をとることや好きな音楽や、趣味、美味しい食事をして五感を楽しむこと。
日常で嫌なことはため込まず愚痴を吐きストレスを発散しましょう。
夜更かし、アルコールの飲みすぎ、パソコンのやりすぎ、紫外線を長時間浴びる、風邪を放置するなどです。こうしたストレスをできるだけ避けることが大切です。
適度の運動・ストレッチをする
運動はやりすぎると、身体的ストレスになりますが、適度な運動で筋力をつけることで筋肉疲労が解消し、血行がよくなります。また免疫力を高める効果もあります。
ラジオ体操や開脚などを筋肉がやわらかくなったお風呂上りにすると良いでしょう。
ランニングやウォーキングなどをするとストレス発散にもなり自律神経も整いやすくなります。
さらには基礎代謝が上がることによって、身体の熱を産生し血行が促進されます。血行が促進されると身体に溜まった老廃物も排出しやすくなります。
食生活の改善
胃腸が弱くなると、その周辺の筋肉も弱くなり、それが原因で硬くなるため、
まず内臓が疲労などにより弱ってしまうことによって内臓が固くなってしまい
ストレスが溜まると主に消費されてしまうのが
ビタミンCを含む、食品だと
- 赤・黄ピーマン
- キウイフルーツ
- レモン など
ビタミンB1を含む食べ物は、
- 豚肉(ヒレ)
- 生ハム
- 穀類のはい芽 など
カルシウムを多く含む食品は、
- ししゃも
- 切干し大根
- 牛乳 など
マグネシウムを多く含む食品は、
- 納豆・大豆
- 干しエビ
- 昆布・ワカメなどの海藻類 など
タンパク質を含む、食品だと
- 肉
- 魚
- 卵 など
これらをきちんと食べるようにしましょう。
内臓の過労や疲労は、
病気の状態でなくても内臓が疲れているなと感じることはあなたも経験し
食べすぎや飲みすぎの後に胃がもたれている感じを体験されたことはあ
分かりやすく言うとそんなイメージです。
実は、内臓の疲れによって肩こりになる人は多いです。
特にアルコールや脂質、糖質の摂り過ぎには注意です。
生活リズムを整える
日常生活でのストレスや不眠などで悩んでいる人は多いようです。睡眠時間が短い日によく頭痛は起こります。
十分な睡眠が筋肉の回復に1番効果的といわれています。
肩こりからくる頭痛のある方の多くが、十分な睡眠がとれていません。睡眠時間が少ないと体の緊張や疲れが取れにくいため肩こり、頭痛がひどくなるという悪循環になります。
慢性疲労症候群では、生活習慣を整えていくことが重要です。そのために、生活リズムをできるだけ一定にして日々小さな目標をたてていきましょう。
- 毎朝決まった時間に起きる
- 朝、昼、晩の3食を決まった時間にたべる
- 暴飲暴食をしない
- 夜は決めた時間を過ぎないように就寝する
上記のように目標をたてて、生活の中で意識して生活のリズムを良くするだけで、疲労感が軽くなる方もおられるので一つずつ試していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
肩こり頭痛・微熱の状態は決して軽い症状ではありません。肩こり頭痛・微熱の症状がなかなか良くならなかったり、疲労感が大きくなった場合は速やかに精神科や心療内科を受診ください。
肩こり頭痛・微熱の予防、対処法をいくつかご紹介しましたが、普段の生活の中で意識できることがほとんどだと思います。
生活のリズムが
身体で一番大事なこ非常に重要になってくるので、一つずつでもあなたの日常生活の中で取り入れていきましょう!
肩こり頭痛やなかなか疲れがとれなくてお悩みでしたらいつでも当院へご相談下さいね。
少しでもあなたのお役に立てると幸いです。
症状について詳しくはこちら
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