「妊娠中に食べてはいけない食べ物は?」
「栄養はどうしたらいいの?」
あなたが妊娠したとき、このように感じたことはないでしょうか?
妊娠すると嬉しい気持ちになりますが、大丈夫かな?頑張れるかな?と不安に思う人はたくさんおられます。
今回はではそんな食べ物の疑問についてご紹介していきます。是非、参考にしてみてください。
妊婦中で気をつけるもの
赤ちゃんはママの食事から栄養を取り入れることになります。妊娠中の食事で注意点をご紹介します。
アルコール
お腹の赤ちゃんはアルコールに対する免疫はありません。
胎盤を通って赤ちゃんに届きます。胎児の発達や成長に悪影響を与える可能性が高くなります。妊娠中の場合、アルコールは基本摂らないことです。
アルコールを摂ることで、奇形が生じることがあり、妊娠中期・後期にかけてのアルコール摂取は、脳の障害など引き起こす原因となります。
- ノンアルコールビール
アルコールが0.00%のものは問題ないですが、「0%」と言っていても少量アルコールを含んでいるものもあるので、ノンアルコールビールを購入する時は確認してくださいね。
カフェイン
過剰なカフェインの摂取は、胎児の発育が阻害される可能性があり、お腹の赤ちゃんに悪影響を与えます。そのため、カフェインの摂りすぎには十分注意しましょう。過剰なカフェインの摂取は、未熟児で低体重の原因となります。
しかし、カフェインを全く摂取してはいけないというものではなく、1日に300mgまでの摂取がお腹の赤ちゃんに影響はないとされています。カフェインは胎児の発育が阻害される可能性があるため、1日にコーヒーカップなら1、2杯程度にしましょう。
- 栄養ドリンク
栄養ドリンクは必ず製品の成分をきちんと確認しましょう。栄養ドリンクの種類にもよりますが、カフェインが入っているものは、妊娠中は飲まない方がよいです。
ビタミンA
ビタミンAは普段の生活や妊娠中にも必要な栄養素です。しかし、妊娠初期のビタミンAの摂りすぎは、お腹の赤ちゃんに悪影響を与えてしまい形態異常を引き起こす可能性があるとされています。
そのため、決められたビタミンAの摂取量をきちんと守るようにしましょう。
ビタミンAの過剰摂取は、胎児の奇形の発症リスクを高めてしまいます。しかし、ビタミンA不足でも、同じように胎児への影響があります。
- レバー
- うなぎ
1日の摂取量の上限の目安は、
※下記の植物性のビタミンAはたくさん摂取
- しそ
- にんじん
- ほうれん草
生卵
妊娠中は食中毒になると下痢や嘔吐の症状を引き起こします。お腹の赤ちゃんに与える影響が大きくなるので、生卵は食べないように注意しましょう。もし、卵を食べる場合は卵焼きなど十分に加熱してから食べましょう。
ヒ素
皆さんがよく食べているひじきには、人の体に有害で発がんリスクのある「無機ヒ素」
ヨウ素
妊娠中に ヨウ素を摂取しすぎるとお腹の赤ちゃんの甲状腺機能が低下するといわれています。ヨウ素は海藻類に多く含まれ、昆布にたくさん含まれています。
私たちの食生活の汁などでは昆布をつかっているので、毎日摂取することはやめましょう。
水銀
人間に対して無害な水銀は存在しますが、魚の体内に蓄積されると有害な「
厚生労働省でも以下の魚について、妊娠中の摂取量の基準を定めています。
- マグロ
- 金目鯛
などです。
食中毒
食中毒は妊娠中も特に気をつけなければなりません。
加熱せず製造されている魚介類加工品(スモークサーモン等)食肉加工品(生ハム等)のなどはリステリア食中毒の恐れがあります。リステリア食中毒は免疫力の低い妊婦に感染しやすく、感染してしまうと赤ちゃんにも感染してしまうので、加熱が不十分な食品は必ず加熱をするのが鉄則です。
妊娠中は特に、リステリア菌に感染しやくすくなり、胎盤を通してお腹の赤ちゃんにも影響を与えるので注意が必要です。リステリア菌は加熱することで予防できるので、摂取する際は気をつけましょう。
食中毒予防としては、調理前、食事の前にきちんと手を洗い、野菜や果物をよく洗ってから食べましょう。
塩分・糖分
塩分を摂取しすぎると妊娠高血圧症候群を引き起こす原因になりやすくなります。妊娠高血圧症候群になれば、胎児の成長に大きな影響を与えてしまい、早産の確率も高くなります。
糖分を摂取しすぎると妊娠糖尿病を引き起こす原因になりやすくなります。妊娠糖尿病になると妊娠高血圧症候群や、胎児の肥満、流産、早産などの可能性が高くなります。
妊娠初期は無理をしないように過ごす
妊娠初期は身体の変化が大きい時期になります。流産の危険性など、産後ママにとって大きな不安になることがあります。周りの人に頼ることも妊娠初期のママにとって大切なことなのです。
もし、お腹の赤ちゃんが流産したら…という不安を抱えている妊婦さんは多いです。
最後に流産についてお話していきますね。
流産
妊娠22週未満までに、何らかの原因によって胎児が死亡したり、母体の外に出て妊娠が中断してしまうことです。全ての妊娠のうち約10%の確率で起こると言われています。
- 妊娠5~7週(20~40%)
- 妊娠8~12週(30~50%)
- 妊娠13~16週(10%未満)
妊娠初期(4~15週)までで全流産の90%を占めます。
原因の多くは染色体異常なので、母体が原因となるものは比較的少ないと言われています。しかし、流産になってしまうと、自分を責めてしまう人は多いと思います。
流産にならないように気をつける時期は妊娠初期です。お腹の赤ちゃんの成長するのに大切な妊娠初期は、無理をせずに過ごすようにしてくださいね。
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